狼になってみませんか。




「手を使わずに服をどこまで脱がせられるかやってみませんか?」



へらへら笑いながらそう言ってきた

普段なら絶対にありえない


「勇人酔ってるの?」


「酔ってませんよ〜」



酔ってるだろ・・・



「お酒入ってるチョコ食べ過ぎ、勇人すぐ酔うからあんまり食べちゃダメって言ったでしょ」


「だって美味しいんだもん」


背中に寄りかかりながら言ってくる勇人


こういういつもと違う一面が見られるのは嬉しいけど少し困る


かわいいことにはかわいいけど勇人が勇人じゃない感じがする



なんて考えていると腕に違和感があった



「・・何してるの」


「さっき言ったじゃないですか」


腕を後ろにしてネクタイで縛られていた



「狼になってみませんか?」


「へー楽しそうじゃない・・・覚悟しとけ」





お望み通り狼になってあげる






*続く*



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