「ところで慎吾さんはどんなふうに俺のこと好きになったんですか?」


「俺はね、一目惚れに近いかな」


その言葉に驚く


「最初男のくせにかわいい顔してんなって思って」


その顔に思わず赤くなってしまう

かわいい顔って・・・


「勇人の姿見てるの飽きなくてこの頃もう恋してたと思う」


「へぇ・・・」

「で、毎日勇人の事ばっか考えてた」


あ、さっき慎吾さんが言ったのって「俺と同じだ」だったのかな


「だからまた会ったときはほんと嬉しくて・・・俺実はあのときめちゃくちゃドキドキしてたんだよ?」


「え、意外」

「でしょ?・・・まぁこんな感じかな」


何か・・・ずっと前から好きに思っててくれてうれしい

恥ずかしいから言わないけど


「ね、何かご褒美ちょうだい?」

「へ?」

「俺さっきやったじゃん」


そんな


聞かなきゃよかった・・・


「ほら早く」


「・・・目瞑ってくださいっ、」

「嫌だ」

「もうっ」


ドキドキを押さえつけて唇に触れるだけのキスをした


「・・これでいいですか?」

「おう」


嬉しそうに微笑んだ慎吾さんの顔を見て俺も微笑んだ





ほんとに俺慎吾さんを好きになってよかった










幸せだ











*end*






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