※「the perfect vectors」を先にお読みください。
久遠さまのリクより「クラスメイトのゾロ達に恋人のエースの自慢をするルフィ」。





「…でなー、おれもう腹減ってだめだーって先生に言ったのな」
「うん…」
「…。」
「そしたらな、先生がな、じゃああと一問がんばれって」
「…うん…」
「……。」
「おれ超がんばったのな!ひとりで大問の(2)まで解いたんだぞ、すごくねえ!?」
「……うん…すごいわね…」
「………。」
「そしたらな、エース丸つけた後に 『目え閉じろ』って手え繋いで言うのな?」
「…………、」
「ゾロ、お待ち。」

ガタ、と立ち上がりかけたゾロのえりをがしりと掴んで、逃がさないわよ、とナミが言った。
ナミの声が異常に低いことと、諦めたようにのろのろと座るゾロがいつも以上にダルそうなのが気になったが、ルフィは構わず話し続けた。最近ではこの一連の流れがめずらしい光景ではなくなったからだ。そう、あの日以来。

「…そしたらな、エースが、」
「こら」

ぱふ、という感じで後ろから大きな手のひらに口を塞がれた。
げ、と喉から何かマズイもんを吐き出すような声を出して、ナミとゾロが顔をしかめた。その視線の先はやっぱりルフィの後ろ。
この大きな手と、ふたりの反応、それから、この微かないいにおいは、

「…! エー、」
「ルーフィー。学校では?」
「ゴメン、……『せんせ』。」
「よし」

小声でそう言い交わすと、わしわし、と頭を撫でてエースがゆっくり離れて行った。見上げた顔がやさしく微笑んでルフィを見下ろしていたから、その目線に合わせた瞬間ルフィの心臓はひとつ大きく跳ねる。そんなんだから、自慢したくなっちまうんだ。ほんと、悪いオトナだ、「先生」は。

「オラ授業時間始まってんだろ、座れ!小テスト返すぞー、50点満点30点未満のやつ補習プリント追加、明日まで!」

げええええええ、とクラス中から戦慄の叫び声が上がったが、ルフィにはあまり関係のないことだった。別にいまさらアタフタしない。どうせ30点未満のグループに入ってるのはわかってるし、プリントは今日放課後「先生」と一緒にやればいいだけだからだ。
どさくさにまぎれて、大きなスーツの背中に向けて親指を下に向けた拳を掲げたゾロと、舌を思いっきり突き出したナミは、背中に目でもついてるのかというタイミングで振り返ったエースに教科書で頭をはたかれていた。

ひどーい暴力教師!チョウカイメンショクよ!とかなんとか、ルフィには訳の分からない単語をわめいているナミと、なぜかひとりだけ教科書の背表紙の固い部分ではたかれて机に突っ伏しているゾロを眺めながら、ルフィはさっきまで話していた自慢話のオチを言い損ねたことに気がついた。

まあいいか、とあっさり諦めると同時に、昨日のうれしい出来事を脳内再生してひとり思い出し笑いを零す。
閉じた目を開けたら、てのひらの上にエースが買っといてくれた、ごほうびの牛肉コロッケパンが乗っていた、というだけなのだが。





「せんせー!!数学おーしえて、って、アレ?」
「麦わら…てめえはノックっていう文化を知らねえのか」
「ケムリンちゃす!なぁエースせんせーは?」

プリント片手にいつもの準備室のドアを開けると、そこにいたのはお目当ての人物ではなく、資料をさがしていたらしいもう一人の数学教員だった。ちなみにエースはルフィ達のクラス、D組の副担任だが、「ケムリン」ことスモーカーはお隣のE組、サンジやウソップ達の担任だ。
キョロキョロしながらそう訊けば、「ちゃす」じゃねえ、とすでにケムリンの私物となっている竹の100センチ定規で軽く頭をはたかれる。いてーな!ていうか麦わらって、担任のシャンクスからもらったやつ体育祭の時に被ってただけじゃんか。まあ野球応援とか文化祭とか体育とか、ことあるごとに被ってる気はするけど。

「ポートガスは会議だ。少なくとも5時までは来ねェぞ」
「えーなんだそれきーてねーよ!ってかケムリンはいるじゃん!」
「おれは生徒指導課、あいつは進路課だ。」
「よくわかんね」
「ハナから期待してねェよ。とにかくあいつは5時までいねェ。」

ハッキリ言われてしゅんとしてしまう。せっかく早く会いたくて廊下走ってきたのにな。途中すれ違ったのが世界史のロビンでよかった。「あらあら、気をつけてねルフィ」、ってニコニコしながら注意してくれただけだったから、去り際にごめんなロビン!って謝っといた。これが例えば現文のヒナちゃんとかここにいるケムリンとかだったらかなりヤバイ。せっかくラッキーだったのに。
すると、しおれたルフィから目を離して、資料に視線を落としたまま、ぶっきらぼうにスモーカーが言った。

「…まあ、向こうもお前が来るのはわかってたみてェだぞ。机にメモが置いてあったからな」
「え!?」

ワンダッシュで彼の横をすり抜けて準備室の中に入り込み、ワックスのかけられた床に滑り込みながら椅子の二つ並べられたエースの机を覗きこむ。ベージュ色のリサイクル紙に印刷されたプリントの、その裏。風で飛ばないように重し代わりに乗せられた、いつも彼が飲んでいる銘柄の缶コーヒー。見慣れた筆跡の、ボールペンの文字。

『ルフィへ 大問それぞれ(2)までは自力でやってみること。終わったら(3)もやれるとこまで解いてみな。できると思うから。5時には戻る』

(……エース)

ほわ、と心臓の辺りがあったかく緩んだのをルフィは感じた。
ルフィが来るとわかってくれていたことも、やればできるって思ってくれていることも、それから、「5時には戻る」ってなんか一緒に暮らしてるみたいだな、とかバカみたいだとわかっててもうれしくて、意味もなくその筆跡をさわってみる。にやける口元を隠すために、ルフィはスモーカーに背を向けて椅子に腰かけ、補習プリントを広げる。エースの机に置きっぱになってるシャーペンを我が物顔で手にとって、まずはクラスと出席番号と名前を書く。

「…どんな魔法だ。てめえがおとなしく机に向かうだなんて」

どさ、と厚いファイルを隣の自分の机に置きながら、スモーカーが言った。

「しし、おれだってやればできるんだぞー」
「どうせポートガスの机に入ってる菓子やらパンやらはお前の腹ん中に消えるんだろーが」
「げ、なんでばれてんだ」

エースがクビになったら大変だと思って弁解しようと顔を上げると、すぐ近くまで来ていたスモーカーがルフィの頭ん中を読んだみたいに、そんくらいでどうにかなるか阿呆、と薄い紙の束で軽く頭をはたいた。全然痛くないそれは、結構うれしい。しし、と首をすくめてもう一つ笑って、ルフィはプリントに向き直った。

「……解けるか」
「……んー…、たぶん…?先生が来るまで、やれるとこまで自分でやってみる」
「…――そうか」

それ以上何も言わずにひとつだけ、ぽん、と頭に乗っけられた手は、エースの手よりも厚くて大きかった。ルフィは少しびっくりして顔を上げた。スモーカーはイイ奴だけど、こんな風にやさしくされるのはめずらしかったからだ。見上げた先の彼はもう背中を向けていて、ファイルと紙の束を小脇に抱えて準備室から出ていくところだった。

たん、と準備室の引き戸が閉められて、足音が遠ざかる。遠くから、せんせーさよーなら、という女子の声と、おう、とこれまた少しぶっきらぼうに答える低い声。ぶっきらぼうでも、顔が怖くても、課題が多くても、ケムリンがやさしいイイ奴だってのはみんな知ってるから、だからああやってみんなに好かれてる。ルフィはまたほかりとした胸にひとりで笑って、プリントに向き直った。



***********



(―――くそ、長引いたな…。)

どうせ例年と同じにするつもりなら、あんな長々とした会議なんぞ最初からなければいいのに。遠慮なく大あくびをかましながら、エースは廊下を歩いていた。と、前から課外授業を終えたらしいスモーカーが向かって来るのが目に入る。

「……終わったか」
「やっと。先生は課外終わったんすか」
「まあな。…ああ、そういや準備室で、餌付けした猫が一匹待ってんぞ」
「はは、猫か。ちげえねえな」

何も知らない可愛い子猫だ。エースはひとり意味の違う笑いを唇に乗せながらスモーカーの横を通り過ぎた。

「――しかし珍しいなポートガス。『あの』お前が、あんな風に他人に目ェかけるとは」

エースはぴたりと足を止めた。乗せていた笑みが消え失せるのを自覚する。どういう意味だ、なんて聞くまでもない。この高校で自分が学生だった頃、ほかでもないこのスモーカーが担任だったのだから。

「―――ルフィに、なんかしゃべった?…『センセ』。」

ポケットに両手を突っ込んだまま、喧嘩を売っていると思われても致し方ない態度で向き直るが、スモーカーは動じない。歪んだ高校生活を送っていたあの頃と、大して変わらない姿勢だったからだろう。咥えた煙草をくゆらせながら、鋭い視線でこちらを見つめるだけだ。

「……いいや、何も。表向きは成績優秀で人当たりも悪くねえ猫被りのクソガキが、俺達の目の届かねえところで散々やらかしてたことなんか、今更何も言いやしねえよ」

くく、と喉を鳴らしてエースは笑った。夕暮れの斜光が窓から差し込み、廊下を薄暗く照らしていた。その長く伸びた影が昔も今も変わらない彼の光の差さない部分そのもののような気がして、スモーカーが苦り切った顔をしたことも、エースにとっては愉快で仕方ないらしかった。

「優しいねぇ、センセ。ルフィが知ったら、どう思うだろうな。……そんなに、アイツが可愛いんだ?」

あんなに素直なイイコ、なかなかいねえもんな?
問いかける声音は飄々としているが、返答次第ではいつでも噛み付けるように爪と牙を研いでいる、獣そのものの瞳をしていることに、スモーカーは気付いていた。

「……余計な気回すんじゃねえ。心配しなくても、俺は何も言うつもりはねえよ。」

好戦的な目をしていたエースは途端に興味を失くしたようにふ、と前髪を吹き上げると、なーんだ、つまんねえの、と呟いてあっさりと背を向けた。
その背中に向かってもう一言かけるために、スモーカーは煙草を咥えたままの口を開いた。願わくば、あのどこまでも孤独で頑なな背中に、なにか一つ楔を打ち込めるようにと。

「……第一、何を知っても変わらねえだろうからな、ヤツは。」

燃えるような橙色の光の中で、エースは立ち止まった。いつもならするりと口から何なく出てくる薄っぺらい言葉の数々が、今はひとつも出てこなかった。絞り出すように吐き出した言葉は、まるで駄々をこねる子供のような台詞だった。

「…―――わかんねえじゃん、そんなの。」

何も言わないスモーカーを残して、エースはルフィの待つ準備室へ向かって廊下を進んだ。その背中にしばらく視線を感じていたが、その内彼も職員室の方向へ向かって歩き出したようだった。
エースの歪んだ表情は、誰にも、エース自身にすら、見留められることはなかった。




(……まーた寝てんのか…。無防備…。)

エースの机に突っ伏して眠る「子猫」の姿を見つけて、エースはなるべく音を立てないように引き戸を閉めた。いつも彼が座る椅子にはルフィが座っているため、いつもはルフィの方が座っている椅子をゆっくり引いて、そこに腰掛ける。
会議の資料を適当に放り出すと、眠るルフィの顔のすぐ横に広げられたプリントが目に入る。
思わず、目を見開いた。

(…、こいつ、)

プリントの回答欄は、その全てがルフィの子供っぽい字で埋まっていた。
手にとって眺めると、所々間違っていたり、よく見れば最終的な回答までたどり着けずに終わっている部分があったが、何度も消されたシャープペンの跡や、散らばる消しゴムのカスが、ルフィの努力を声高に物語っていた。置き手紙でやってみろといった、それを素直に実行したのだと一目でわかる、そんな解答用紙だった。

胸ポケットに入れた3色ボールペンを手に取り、赤ペンで添削していく。正解には、大きな丸印をゆっくり描いてやる。間違った問題では、どこをどう間違ったか書き入れてやる。分からなかった問題には、ヒントを丁寧に書きこむ。おそらく他の生徒とは明らかに違うと一目でわかるであろう、たった一枚の紙切れ。

ゆっくりとプリントを二つ折りにして、机の端に寄せる。失くさないように、開けられていない缶コーヒーを上に乗せる。買ってきた矢先に会議があったことを思い出したから、飲まずにそのまま置いて行ったそれ。ルフィが飲むかとも思ったが、そういえばコイツはブラックどころか微糖も飲めないお子様だった。

ルフィと同じようにゆっくりと机に頭を預け、横に向けられた彼の寝顔を眺める。
なめらかな白い頬、そこに無粋に刻まれた傷を、意味もなく親指の腹で撫でる。

愛おしい、と思った。

一度そう思ったらもう堪らなくなって、起こさないようにとの数分前の配慮もないがしろに、突っ伏したままのルフィの身体に半ば覆い被さるようにして、くたりと力の抜けた身体を抱き寄せた。

「……ん、…せんせ…?」
さすがに起きたらしいルフィだが、まだ寝起きの声でぼんやりしている。
それでも身体を強張らせることもなく、ゆるゆると身体を起こしてそのままエースの首に腕を巻き付け、再びくたりともたれかかる。ふわ、と耳のすぐ近くであくびをすると、その語尾につなぐようにおかえりせんせ、と舌足らずの口調で言うから、くすぐったさに思わず笑いながらエースは言った。

「こーら。…二人の時は?」
「…ゴメン、――エース、おかえり」
「ん、よし」

ここ学校だぞ、と首に抱きついたままルフィが言うのに、そーだな、と適当に返し、顔を傾けてそのやわらかい頬に口づける。くすくすとこぼれおちる笑い声を、素直に可愛いと思う。

「……頑張ったな、お前。」
「…あ、見た?課題。エースの言うとおりだ。あきらめないでやったら結構できた。エースのおかげだ!」
「言っただろ。やればできるんだって、お前も。」
「ん。―――エース、なんか元気ないな?」

カイギ大変だったのか?と珍しくいたわる様子を見せてルフィが問いかける。後頭部に、あまり感じたことのない類の感触を覚えた。慣れないながら、自分を大事に思ってくれてるのがよくわかる手つきで髪を撫でる、一回り小さな手。
エースは教師という仕事が好きだ。どこか冷めていても、生徒は可愛いと思う。まだ未熟な牙で周りに噛みつき、吠え、無邪気にじゃれる。いつからだろう。その中にいても、純粋な信頼と親愛でまっすぐにぶつかってくる、たったひとりに執着を感じたのは。
離したくないと、愛しいと、思ったのは。

何を知っても変わらないと、スモーカーは言った。

(………解かってる。そんなこと。)

解っている。例えばはじめからエースが彼を手に入れるために必要以上に目をかけていたと知ったとしても、おそらくルフィは変わらず愛してくれる。伊達に彼を近くで見ていた訳ではない。伊達に彼を愛した訳ではない。解っている。
それでも。

(―――おれは怖いんだ)

100分の1の可能性が怖い。万が一の可能性が恐ろしい。それほどまでに、


*********


(……愛してる。)

どんどん暗くなってゆく数学準備室の天井や、資料がたくさん詰め込まれた棚をエースの頭越しに眺めながら、エースの微かに香る香りを嗅ぎながら、ルフィは思った。
(―――エースは、何がこわいんかな。)

それは、本能や嗅覚に近い感覚だった。ルフィの身体に縋りつくように強く強くこの身体を抱き締めた年上のこの男が、文字通りルフィに縋りついているのだと、ルフィはなんとなく解っていた。
それでもいいと、ルフィは思う。 
例えば彼の笑顔が仮面だとしても。いや、何かを恐れるゆえに厚く硬く彼を覆う鎧なのだとしても。
彼が自らそれを脱ぐまで、愛するだけだと、そう思う。

ルフィのベクトルは、歪まない。揺らがない。
いつかエースがそれを、最大値の信頼で受け止めてくれるまで、いくらでもこの心を捧げようと、そう思う。

愛してる。自分には背伸びし過ぎるような気がして、口に出すと色褪せてしまう様な気がして、声には出せないその言葉。せめてこの腕の力で、手のひらの感触で、体温で、伝わればいいと思う。

「――――エース、今日のご褒美は?」
「……はは、お前猫っていうか犬じゃねえか」
「ネコ?」
「こっちの話。……目え閉じろ。」

ん、と素直に返事をして瞼を閉じる。ゆっくりと抱き合った身体を解いて、聴覚だけで相手の気配を探る。いつもだったら、ここで机の引き出しか下に置いた鞄を開ける音がして、

「………!んっ」

触れ合う唇の感触に驚いて開いた隙間に、するりと入り込むものがある。歯列を割り、上あごをくすぐり、慄いて奥に逃げ込んだルフィの舌を絡め取り、吸い出す。今までの戯れのようなキスじゃない。本能的に、食われる、と思った。

(―――きもち、い)

驚いて強張ったのは一瞬。鼻腔をくすぐったエースの香りと、身体をまるごと包み込んだ腕の感触に身を委ねれば、ルフィを支配するのは圧倒的な快楽だった。ゼロ距離で、むしろマイナスで繋がる感覚。求められている、彼のベクトルを肌で感じる、深いキス。
キスの時目を閉じるように教わったのは、この男からだ。ルフィはこの日、もう一つ知った。なぜ目を閉じなければならないのか。してみればわかる。こんなに簡単なことだ。

その方が、気持ちいいからだ。



********



「――――――でな、そしたらエースが目え閉じろって言うのな、」

授業に向かって教室の外を歩いていると、ルフィの声が聞こえてきた。大きい声で話しているわけではないが、ルフィの声ならばすぐわかる。エースは脚の運びを意識して緩めて教室の中に入って行った。休み時間の騒がしさに紛れ、エースが入ってきたことに気付く生徒はすれ違ったほんの一部。
ルフィも、ルフィの側にいたいが為に嫌々ながら彼の話を聞くゾロとナミも、エースの存在に気付いていない。

「ちょっとルフィ、昨日と一緒じゃないソレ。結局コロッケパンだったんでしょ?子供じゃないんだから」
「昨日は焼きそばパンでももらったのか」
「ちげえよ昨日はな、…あ、」

反論しようと口を開いたまま、はた、と止まる。かと思うと、ルフィは見る見るうちに真っ赤に頬を染めた。
それを見てゾロとナミが目を見張る。

ごめん、今の忘れてくれ。そういって両手で顔を覆い、机に突っ伏してしまったルフィを見て、ゾロとナミが石像のように固まった。
エースは、堪え切れない笑いを零しながら3人に近寄った。学べ、高校生。人生は苦くて甘い。


「―――――オラ、授業時間始まってんぞ!座れ!!」




the never warped vectors





実は全てのベクトルを握っているのはルフィかもしれない、という話。

という訳で、久遠さまのリクより「クラスメイトのゾロ達に恋人のエースの自慢をするルフィ」でした!
勝手に連作にしちゃってごめんなさい;;;;

久遠さん、素敵なリクをどうもありがとうございました!!

20120115 Joe.H