都会の喧騒から逃れた裏通りの小さな店、"D"。乾いたベルの音が来客を告げる。
今日も今日とて黒一色のシャツとスラックス、ギャルソンエプロンを身につけて、兄弟務めるバーテンダーが客に酒を振る舞っている。
が、今日がいつもと違うのは

「お、いらっしゃい!ひっさしぶりだなあ〜〜!!」
「どうも、変わりねえみてェだな。お好きな席へどうぞ」

あなたがお客様だということ。

「お待たせしました。いつものでよかったか?」
「すっげーな2周年だって!おれたちもここが出来た最初っからだからなー、長いなー!」
「な。……で、早速だが本題だ。今回の企画っつーのが、どうやらお客さん参加型でやりてえらしくてな。」
「おれたちのほかに、えーとなんだっけ、宅配便の奴らと、オタクとアイドル?なんだこれ」
「『ピンポン』シリーズの『おれら』と、『ガラス』シリーズの『おれら』を集めて座談会すんだと。……わけわかんねえけどお前らなら意味わかるんだろ?コレ」

「で、おめーらに頼みてーのはさ、3組の『おれら』に質問してほしいんだよな!」
「質問の内容は何でもいい……ってこれ何か嫌な予感しかしねェんだけど」

「企画部屋にメールすっとこあっから、そこからメールしてくれ!」
「3組のうちシリーズ特定して質問してもいいし、3組全部でもいいし、とにかくそれはお任せするわ」
「名前も匿名でもかまわねェけど、書いてもらえたらおもしれえな!特に迷惑でなければ、座談会の中で名前紹介させてもらいてえんだって」

「おひとり様いくつでも構わねえけど、何個かはこっち側で考えてるみてーだな…。あ?何だこれ」
「なになに?えーと、『エースさん全員にお聞きします。自分のパートナー以外ではどのルフィと付き合ってみたいですか』……ふーん?」
「おいやめろその顔。言っとくけど逆パターンの質問もあるからなお前」
「げ。まー会ってみねーとわかんねーしな!」

「こんな感じで手探り状態だけど、なんとかよろしく頼むわ。」
「うまくいくといいなー!ホント何でもいいみたいだから、よろしくな!待ってるぞ!」



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