(ばかてす*死ねた*キミの幸せの続編らしいもの←)
明久が、死んだ。
その電話が入ってきたとき、頭が真っ白になった。駆け付けた病院には秀吉が一人、待合室で座り込んでいた。
通された場所は霊安室。ブサイクだと罵ったりした明久の顔は見るに耐えないほどグチャグチャで、身体も悲惨だった。
葬式にはたくさんの人たちが来ていた。姫路と島田は泣き止むことなく、Fクラスの奴らも目を服の袖で擦っては涙を堪えていた。
「雄二、お前明久に何言うたのじゃ」
「……」
秀吉の言葉に俺は何も答えない。答える必要がないから。答えたところであいつが戻ってくるわけでもないから。
「明久は、寂しそうじゃった」
知ってる。あいつが寂しかったのを。だってそうさせたのは多分きっと俺だから。あの日あいつの手を振り払わず、細い体を抱きしめてやったらこんなことにはならなかったのか?いいや答えは同じだ。
「雄二!」
「……」
俺が明久を抱きしめようと、俺が明久に優しい言葉をかけようときっといつかこうなる運命だったのだ。
「…秀吉、」
「…なん…っ」
謝るつもりはない。だってこれは秀吉には関係のないことだから。話すつもりはない。だってコレは秀吉には関係のないことだから。だから秀吉が気に病むことはない。だってこれは、
俺の罰
(だからお前は忘れてくれ)