「ほらほら！ ＿＿も一緒に踊ろうよ！ え？ 恥ずかしい？
そんなの気にすることないって！ 自分の気持ちを表現しながら身体を動かすだけでいいんだよ！
ちなみにおれは今、＿＿のことを大好き！ って気持ちのリズムで踊っているよ！ どう？ 参考になった？」

「あれ？ どうしたの＿＿、こんなところで。しかもそんなちゃんとした格好で。
って、それはおれも同じだった。なんか幹部長代理のお仕事でさ、こんなとこに来ちゃったんだけど。
でも＿＿に会えて良かったよ。向こうにあるおいしそうなもの……、ひとりでは手を出しにくかったんだよね。」

「＿＿！ どうしてこんなところにいるの？ おれ、今日はパーティに来るのはおれだけって聞いてたけど……。
え、主賓から直接誘われて？ そっか、すごいんだね。それでこんな豪華な格好をしているのかー。
あはは、なに恥ずかしがってるの？ すっごく似合ってるよ。いつもそういう格好していればいいのに。
え？ おれ？ おれはこんな格好は性に合わないよ。毎日こんな格好してたら疲れちゃう。
それに今日は眼鏡もしてないし。……実は今、周りがぼやけてあんまりよく見えてないんだよね。
でも、＿＿のことはすぐわかったよ。なんでかな。……きっと＿＿だからかな。
おれ、好きな人は雰囲気で気付いちゃうんだよね。まぁ何にしても、＿＿に会えて良かったよ。」