「ふざけンじゃねェぞ三下がァ!」
「まぁまぁ、落ち着けって。仕方ないだろ。気絶してたし、家も分からないし」
「だからってどォしてバスルームなンだ!?他にもあっただろォが!」
「年頃の娘がいる部屋で野郎と二人きりっていうのはちょっと…」
「オマエ何歳だァ!?まさかさっきのクソガキのことか!?」
「あれ?もうアイツに会ったの?」
「…っ、腹減った…って俺を…食べよォとしやがった…」
「うわわわわ!本当に申し訳ありませんでした!悪気はなかったんだ!許してくれ!」
「別にィ…俺の能力があるから問題ねェけどよォ…、ありゃ人間じゃねェ…」
「何があったの!?尋常じゃないくらい震えてますが!?」
「………」
「ご、ごめんトラウマを抉るような話をして」
「もォいいからさっさと縄ァ解きやがれ」
「え?こんなの能力使えばすぐに…?」
「………」
「………」
「………」
「分かった分かった、もう何も言わないから泣くな」
「泣いてねェっつゥの!誰があンなクソガキのせいで…泣く、泣くか…ゥ」
「ほらほらティッシュあげるから、な?泣くなよほらほらーよしよし」
「おっ、俺は子供じゃねェ!っ、うゥ…」


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