「凄いっすね、例の少年」 「超能力者は人間離れしていると思ってたけど、ありゃバケモンだな」 「そういえば木原さんが開発担当になったそうですけど」 「あー、あの人ねぇ、壊しそうだけど大丈夫かな」 「彼に興味あるんですか、先輩?」 「あるに決まってるだろ」 「ですよねー、自分も早く研究に携わりたいなぁ」 「お前が一人前になるまで何年かかるのやら」 「あ、酷いっすよ!結構頑張ってるのに!」 「競争率高いぜ、何せ逸材だからな」 「くぅっ、羨ましい羨ましい!」 「…ま、何にせよ死ななきゃいくらでもチャンスはあるだろ」 「その頃にはどのくらい開発が進んでるんですかね」 「さぁな、今でも凄ぇんだし、想像つかねぇよ」 「あー、死ななきゃいいなー」 |