241-250

 そうよ、全部嘘だったの
 娼婦殺しの犯人は、
 大切なモノを亡くしました
 過剰投与睡眠剤
 眠ったまま死にたいの
 空蝉の歌声に掻き消されて、
 君と私の切断面
 正義なんてないけど悪もいないわ
 傷だけを愛していた
 ペンダントぶちり

251-260

 さぁ首が繋がっているうちに躯をさよならを言いなさい
 翼があっても止まり木がない
 名無しの罪状
 君だけを愛した
 まだ夢の中にいた
 警報が鳴っている
 想いが溢れる
 飛べない私は、
 檻の中の自由
 責めてるんじゃない愛してる

261-270

 硝子が砕けて怪我をした
 ざわめき
 炭酸水に溺れる
 夜の海に光を見付けた
 緩やかな闇の底で、
 崖っぷちの恋心
 貴方は優しく嘯いた
 撃鉄は上げたが銃爪が引けない
 停電中の出来事でした
 なんて醜い愛憎劇
 肋が浮いてる






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