001
「ちょっとあいつらいるって!」
「大丈夫ですよ。こっちみませんて」
場所は屋上。時は14時。今日もおサボり。いじり放題である。赤城は青柳の膝の上に乗せられていた。青柳は後ろから赤城の前に腕をまわし、制服の中に手を入れる。
「やだ、ってば」
「尖ってきましたね」
両手でそれぞれの乳首をこねる。赤城はバタバタと足を暴れさせていたが、次第にもじもじとした動きになる。
「だんだん感じるようになってきましたね」
「言うなぁ」
下を向き快感をこらえる赤城。青柳の手はその間も動き続けている。根元からつねりあげたり、先端を指で引っかいたりと左右ばらばらの動きをしている。
「なにしてんのー?」
赤城がシャツの上から青柳の手を必死におさえていると、そこに零原のおかげかだいぶ会話ができるようになってきた一ノ瀬がやってきた。
「あ、ども」
「どもー」
「ばかっ、手、とめろよぉ」
「マッサージしてんですよ」
「ぁんっ、」
ぐにっと両手で強くつままれるとひときわ高い声が赤城からもれた。赤城は慌てて口を塞ぐ。動きを邪魔するものが無くなった青柳はさらに激しく手を動かす。
「ん、んんっ」
「一ノ瀬さんもマッサージしますか」
「する!」
「じゃあ足もんであげてください。特に太もも。特にうちもも」
「うん!わかった!」
「やめっ、ろ、やぁっ」
「こんな感じ?」
「ああ、いい感じです」
「ん、んー、んっ」
内股になって膝をあわせていた赤城の足を一ノ瀬が無理やり開き、足を伸ばさせる。そのまま足の付け根に手をあて、膝に向けてなで上げる。すると赤城の足ががくがくと震えた。
「かなり気持ちいいみたいですよ」
「ほんと?やった!」
「や、やら、もう、あおやぎぃ」
「一ノ瀬さんもっとしてほしいって」
「うん!」
「ちがうーっ、あっ、あっ」
ぐにぐにと太ももを揉みまくる一ノ瀬。青柳は右手は乳首をいじったまま左手は制服の下で首筋から脇腹といたるところをなで上げた。
「ね、ここは?」
一ノ瀬がふと赤城の制服の盛り上がりを指差し青柳に尋ねる。赤城は恥ずかしさに身を震わせ、青柳はくにくにと乳首をマッサージしながら答えた。
「ああ、そこはあとで俺がやるんで」
「わかった!」
一ノ瀬はまた素直に太ももを揉み始める。
「ふーっ、んーっ」
「でそう?」
赤城の息が荒くなる。赤城はこくこくと頷いた。青柳はそれを見ると両手を乳首へと戻し強く先端を押し潰す。
「わあっ」
「んーっ、あ、っ」
「一ノ瀬さん、ありがとうございます。すげー気持ちよかったって」
「やった!」
「零原さんにしてあげたらどうすか?」
「うん、してくる」
一ノ瀬は零原のもとへと駆けていく。赤城は青柳にもたれて息を整えていた。微かに太ももが震えている。
「乳首と太ももだけでイくとか。もう普通のセックスできないすね」
「おまえの、せい、だろ」
「そうですね。で、俺んち来ます?」
ぐちゃ、と制服の上から軽くそこを握り、後ろから自身の膨らみを赤城の腰へと押し当てる。赤城が頷くのをみると、ぐちゃぐちゃのまま、立たせて歩かせた。
「も、歩けな、」
「じゃあここで出します?」
数歩進んだだけて音をあげる赤城に青柳は告げる。
「え、」
「ズボン下ろして、パンツも下ろして、べとべとの、自分の精液でよごれてるぺニスと太もも晒して、出します?」
「や、やだ」
「俺はいいですよ。いくらでも俺のこれで犯してあげます」
「んっ、」
力なく首をふる赤城の制服ごしにぐりっと腰を
押し付ける。
「俺もこんなんですし、少しだけなら気づかれませんよ」
「っ、ふっ、」
「どうせあのふたりしかいませんし」
言いながらその場にあぐらになり、その上に赤城を座らせる。
「ちょ、このかっこ、」
「これが一番いじりやすいんで」
「はずっ、い、んっ」
赤城を横抱きにし、左腕で頭を支えて右手で手早く赤城の前をくつろげる。そしてパンツは下ろさずにそのまま手を忍ばせる。
「聞こえます?ぐちゃって音」
「し、しらないっ」
「そうですか?」
溢れた先走りを指に絡めてそのままアナルに挿れる。さすが。すんなり。
「柔らかくなってますね」
「誰の……っ!」
「ああ、俺のせいですね」
青柳はぐちゅぐちゅと無遠慮に中を掻き回しながら眺め放題の赤城の感じてる表情を見ている。
「んっ、ん、んっ」
両手を口に当てて目を閉じながら必死に声を殺している。あーほんといじめがいがある。
「あ」
不意に中から青柳の指が抜け、急な喪失感に何事かと目を開けると。
「わっ、なに、」
目の前に一ノ瀬がいた。
「だっこされて眠いの?」
「一ノ瀬さん、零原さんはどうしたんですか?」
「ん?なんかこっちに混ざってこいって」
「はあ。零原さんはマッサージお気に召さなかったんですかね」
「っ」
言いながら、青柳の指が下から挿れられる。一ノ瀬からはみえないように。
「っ、……っ、!」
「俺もなんかしたいんだけどー」
「んー、どうします?赤城さん」
「………、っ、」
さっきまでとは違い、丁寧に中を擦られ、ゆっくりと拡げられる感覚に頭がおかしくなる。無意識に赤城は青柳の胸に顔を埋めいやいやという風に顔を横にふっていた。
「しょうがない………」
ため息とともに指が抜かれ、ほっとしていると。
「これで零原さんと遊んでください」
「!!」
青柳がポケットから取り出したのはローターだった。何をポケットに入れてんだ。
「ゴムして使ってくださいね」
「ゴム?」
「零原さんに言えばわかります」
「わかった!」
たたたっ、と軽やかに去る一ノ瀬。デジャブだ。
「あとで赤城さんに使おうと思ったのに」
「てめえ」
「もうほぐれたんで。どっち向きがいいですか?」
「…………」
こういうことを聞いてくるこいつにすごく腹が立つ。赤城は無言で青柳の首に腕を回した。
「うまく隠せよ……っ!」
「今更」
体勢をかえて青柳のものを受け入れる。
「っ、ん、」
「あー最高」
「あっ、んっ、こえ、でるっ」
「いーんじゃないすか?授業中に響き渡らせれば」
「い、やぁっ、やだっ、」
「やべー興奮する」
「ばっ、もっ、と、ゆっ、くりっ、ああっ」
「いきました?俺あと少しなんで、このままで」
「むり、やだっ、くるしっ、あっ、あっ、」
「中に出すんでちゃんと抜いたら穴締めてくださいね」
「さいっ、てー!」
「それも今更」
「っ、あ、ばか、まじで、だした、」
「ほら、溢れますよ」
「ん」
その表情からぺニスの抜けた後ろを締めたのだとわかる。
「今赤城さんの中で俺の精液ねちゃねちゃなんだと思うと興奮しますね」
「っ、ん、」
「精液の感覚で興奮してんすか?」
「ちが、」
「じゃズボンはいて、このまま帰りましょうね」
「え、」
「俺んちのお風呂で掃除してあげますよ」
end