二十歳の夏に、同級生だけで、プチ同窓会をやった。
男女合わせて15人くらいだし、学年が同じってゆうだけで、
しゃべったこともない奴もいたから、盛り上がりには欠けてた。
店を出た後、2次会をどうするかみんなで話していたが、
どうせ2次会も盛り上がらないと思った俺は、密かにみんなから離れて駅に向かった。
切符を買って振り返ると、ゆかり(仮名)がとなりの
券売機に並んでた。ゆかりとは2年の時に同じクラスだったが、
あまり仲良くなかったこともあって、同窓会でも全然会話はしなかったのだが、
一応声をかけた。
「帰るの?」
「うん。明日予定があるから」
「何処で降りるの?」
「〇〇〇〇駅」
「へー、結構近いね。俺、〇〇〇〇駅」
「そうなんだーでも私、駅から結構遠くて大変なんだ」
「駅からどうやって帰るの?」
「今の時間だと、バスがあるかも。無かったらタクシーだけど。」
「えっ、マジで?車で送ってあげようか?駅に車止めてあるから」
「ほんと?それだと助かるけど・・。」
「別にいいよ、近いし。」
「じゃあ、お願いします」
そんなことでゆかりを送ることになったが、
そのときは特に下心もなく、普通に家まで送り
電話番号を交換して別れた。.....続きはこちら→
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