次振り向いたときには笑って貴方を見れますように
てのひらのなかの36度が消えないように
生まれ変わったら貴方の瞳になれますように
さみしさがポッケからはみださないように
貴方の隣でしか息ができないように、(かみさまどうかわたしを造ってください)
たとえば淡水魚のように

心臓を揺らしてくれたら良い。唇のすきまから、二酸化炭素を漏らしてくれたら良い。できることならその双眼から、泪を落としてくれたら良い。わたしを、積み重なった記憶の付箋にしてくれたら良い。わたしを地球に埋めないでください。わたしを見えるところに置いてください。記憶の中で良い。貴方のそのからだの中だけで良いから。どうかわたしをからだの中に置いてください。わたしがあなたから消えてしまわぬように

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