記憶の鱗片は今日も後ろをついて回る「 たしかに、おぼえてるよ 」忘れない苦しみと引き換えに、それが手に入るのならば忘れる筈がないゆるりと微笑む彼女の唇に、静かに手を伸ばした冷たい思考をするわたしを、きっともっと引き留めてあいしてたの、------------------