記憶の鱗片は今日も後ろをついて回る


「 たしかに、おぼえてるよ 」

忘れない


苦しみと引き換えに、それが手に入るのならば


忘れる筈がない


ゆるりと微笑む彼女の唇に、静かに手を伸ばした



冷たい思考をするわたしを、きっともっと引き留めて



あいしてたの、







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企画「メボウキの鉢」様に提出。
ありがとうございました^^





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