43.

闇に溶けてしまいたいのは貴方が怖いから

不意に遠ざかる

じんわりと熱をもつ何か

見つめることしかできなくて

涙は出ないのに、泣きそうなの

なにひとつ零したくない

感情の欠片が反射する

君にしか聞こえない音を

君にしか聞こえない声で

囁きかけて、






「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -