リクエスト作品 | ナノ






「愛してるナマエ!この世界中のどの屑共よりも!!」
「おーいペンギン、シャチ、久しぶりー」
「何故だアアアアアアア!!」




≡≡≡≡≡≡




「………というわけで、どうやったらナマエに愛してもらえるかどうかを話し合おうと思う」
「どういうわけですか」
「つーかいきなりっスね」
「ちなみに今からいらん発言をした奴は足首からバラしてやるから気を楽にしておけ」
「その発言を聞いてどうやったら気を楽にできるのか甚だ疑問ですね」
「バンダナの足首ゲーット!」スパーン!
「ちょっマジっスかアアアア!?」
「さて、話し合いに入ろう」
「おい俺の足首は!?」
「バンダナの脹脛(ふくらはぎ)ゲーット!!」スパパーン!
「ギャアアアア!!」
「はい、キャプテン!」
「何だ、シャチ」
「きっとキャプテンはいつもしつこいからいけないんスよ!『押して駄目なら引いてみろ戦法』でいきましょうよ!」
「それはもうとっくの昔にやったから却下だ。というか俺の愛情表現がしつこいとは何だお前!!」スパーン!
「俺の足首イイイイ!!」
「はい」
「ペンギン」
「毎週自分の血で書いたラブレターを送ったら恋が叶うとバジル・ホーキンスが言っていた。それをやってみたらどうだ?」
「それは先週やってみた。だが、予想外にも俺の血の量が足りなさ過ぎて一行も書き終わらないうちに貧血で倒れた。というわけで却下」
「(それでこの前点滴を打ってたのか…)」
「そんじゃ、輸血用の血でやったらどうっスか?」
「発言をするときは挙手しろバンダナ。それと話をちゃんと聞け、血は自分のじゃなかったら意味がないんだよ!!」スパパパーン!
「俺の太腿オオオオオオオ!!」
「はーいキャプテン!」
「ベポ」
「この前ナマエにね、どうやったらキャプテンの事好きになってもらえるのか聞いたんだけど、ナマエは『それだけは転地が引っくり返ってもあり得ないから安心しろ』って言ってたよ!」
「…………」
「(キャプテンが目に見えて落ち込んでる…!!)」
「(ベポは良かれと思って言ったんだろうが、それがいけない発言だとは思わなかったんだろうな…)」
「あ!あと『泳げない奴は嫌いだ』って言ってたよ」
「………」
「………」
「悪魔の実がどうしたアアア!この世に克服できない苦手など存在しない!!」ガバッ!
「ちょ、キャプテン!その苦手だけは克服することは出来ないっスから!!」
「身投げ自殺だけは止めてくださいキャプテン!!」
「というか俺の足を持ったまま海に飛び込もうとしないでくださいいいいいいい!!」





結論:しつこい男は嫌われます


(…というか、白ひげ海賊団にカナヅチのやつはたくさんいるんだし、それは嘘なんじゃね?だって白ひげ自身も能力者だし、火拳のエースも不死鳥マルコだってそうだろ?)
(あ、それもそうだったね)

(ガボボボボボボ……)
(キャプテエエエエン!!)
(俺の足イイイイイイイ!!)






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