僕独白




今日は休み。
全てのもがお休みの日

まぁ、こんな風に形容してみてもただ祝日に働いた分今日が休みなだけなんだけれども

普通ならどこかに行くなりなんなりして休日を楽しむべきなんだろうけど、残念ながら今ぼくは布団の中にいる
自分の体温で暖められた布団は温くて出る気力を失わせる。
とはいっても、もう目が覚めて何十分もたったし二度寝もしたし頭も冴えてしまってる。




じゃぁ、なんで起きないの?




愚問だね。起きたくないからさ




どうして起きたくないの?




昨日零崎ともめたから




もめたから起きないの?




起きたくない訳じゃないんだよ。お腹だってそれなりにすいてるし、パソコンとか弄りたいしね。




じゃぁ、なんで?




はたまた愚問だよ。
戯言にすらならない。そう、ぼくはただ意地を張っているのさ
起きたら零崎と顔をあわせなければならない。それが嫌でこうやって布団に包まっているのさ

あいつも何かしら空気を呼んでぼくのいる部屋に入ってこようともしないから好都合なんだよ




不貞腐れてるのんだね。




そうだよ。




子供みたいだね。話し合ったりしなかったの?




話し合った結果がこれなんだよ。
まぁ、話し合わなくても結果はきっと変わらないんだろうね。

あぁ、子供だよ。
人は自分の親が生きている限り子供だと言い張れるんだよ。都合がいいことにね
だから徹底的に。自分の意見を突き通そうと思うんだよ。

言うならぼくの最期の意地みたいなものだよ。徹底的に、


子供だからできると思うんだ。
そう、ぼくは子供だよ。勝手に腹を立てて意地を張って相手の顔すら見ようとしないお子様さ




分かってるんだね。




分かってるよ。
分かっているからやってるんだよ。今零崎が何を思ってるかなんて知らないし知りたくもない。
ただぼくが零崎人識を拒絶していることくらい分かってるだろうね。
でも、それをあいつが咎める事はできない。だって今日はお休みだからね
いつもの義務を休んでいい日に休んでいることを咎めるだなんてできないでしょ?




分からせたいの?




そうだね。それにもう零崎は分かってるだろうから分からせたい、じゃなくて分かった。んだろうね




分かったんだ




分かったんだよ。
そう。
そんなの最初から 分かってる。







(自分勝手に分かってるつもりになってる事くらい――――――)



ぼくはまた目を瞑った。
おやすみ。ぼく


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