夏夜の章

「やっと終わったぁ」
「カヨ〜、今日マック行くぅ?」
「ねぇねぇ、パラケに新作入ったって……」
「ごっめぇん、今日はパスね!」

 授業も終わり、声を掛けてくる友人達にそう返事をすると夏夜は教室を後にした。
 放課後の友人達との軽い会話や寄り道は好きだったが、今日は早く帰り眠りたかったから。
 蛇足だが、この日の授業全て寝倒すという快挙!?を夏夜は成し遂げていたのだが睡眠不足の解消とはいかなかったようで、若干ふらついていたと本人も後に肯定している。

 そして、眠い目をこすりながら歩いていく夏夜はいつもの帰り道を外れ……その店に出会った。

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