りゃくだん - ぶんこ稲荷兄弟篇用語。(1)稲荷の演義。 原著が総本山の掠壇にあるためそう呼ばれる読み物。 →「『大紅葉山』、ご尊顔賜り恐悦至極でございます。掠壇文庫にありました、百霊山の生丹を『豊山』と取りに旅へ出られたというお話は、まことでございますか」(2)むかしむかしの稲荷の出来事が面白おかしく書かれている。事実半分脚色半分。八雲も時雨も分社時代によく呼んだ。(3)葵山事変は記されていない。(4)三朱は読むと笑ってしまう内容である。