「ったく…ほんとお前舐めるのヘタだな」
こうするんだよ、と朔夜が那智の髪の毛をぐしゃっと掴み、滾った性器を加えたままの那智の頭を上下に揺さぶる。
「けほっ…ァ、が…」
苦しそうに嘔吐く那智などお構い無しに無理矢理な口淫は続く。
「おい、舌を使うんだよ、お前は能無しか」
違うよなァ?と那智を追い詰めるように朔夜は責める。
「ン、あがッ…れろ、ぅ、じゅる…」
言われた通り舌を絡ませるも、やはり喉の奥まで性器が入り込むので呼吸が上手に行えず苦しい。
「あー、いい。最高、やれば出来るじゃないか…なァ、那智?」
ぐしゃりと掴んでいた那智の髪を離し丁寧に頭を撫でる。嬉しくて胸がいっぱいになる那智はどんどん朔夜への忠誠を誓う。このように調教を施し、決して裏切ることのない自分好みの牝奴隷を生み出すことが朔夜の趣味であり日常である。

「ほら、褒美だ」
那智の頭を撫でていた手が再び艶やかな髪を捉え、先程よりも激しく揺さぶる。舌を使うことを学習した那智は当たり前のように舌を使いながら愛しい主人のために奉仕をする。
朔夜の性器はビクビクと震えながら着実に絶頂へと進んでいく。
「あぐ、ァ…んッ…」
「あー、イきそう、イく…」
びゅるるるるッと激しく那智の頭を揺さぶったまま朔夜は吐精した。
「うっ、けほッ…」
「馬鹿、飲めよ、御主人様の精子だぞ?」
朔夜は那智の顎を指先で持ち上げ、強制的に視線を合わせ喜べ、そして傅けと言わんばかりの表情で囁く。
栗の花のような青臭い味と匂いが口の中に広がるも、臆することなくごくり、と那智は飲み干す。
「今日はここまでだ、また明日を楽しみにするんだな、那智」
吐き捨てるようにして朔夜は出ていった。
明日はどのような調教を那智に実行するかを…

舌を使うんだよ



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