「ほら、きもちいい?ん?」
わたしは暗がりの中ホテルのベッドに組み敷かれている、朔夜に首を絞められながら。
「ほら、どうなの」
きゅっ、と少し強めに首を絞められると危ない薬を吸ってるみたいにきゅんきゅんした気もちになる。
「ふぁい…幸せです…」
ハート目になったわたしはきっと蕩けた表情で答えたと思う。すると朔夜のわたしを見下したような表情が少し柔らかくなる。
朔夜は男らしい少し骨ばった手でわたしの足を広げ、その手はするするとわたしの秘密の場所まで辿り着く。
「もう濡れてるの?」
指でしっとりとした溝を上下に動かしながら、冷めた表情で朔夜がわたしに問いかけるけれど朔夜がこちらを見ながら問いかけてくるので、わたしは恥ずかしくなってしまい手で顔を隠す。そんなわたしをお構い無しに朔夜はねっとりと舌で性器をいやらしく愛撫する。丁寧に舐めてみたり、時にはぐちゃぐちゃと全体を忙しなく舐める。
「は、あっ…きもち…あっあっ、は…」
クリトリスの包皮を剥き、ちろちろといじらしく舐められると堪らなくなる。

「舐めろ」
命令が下る。朔夜の言うことは絶対だ、逆らえない。無論、逆らう気持ちなんてないのだけど。ベッドの上に寝転んだ朔夜はわたしの髪を引っ張り、自分の大きく誇張した性器にわたしの口元を近づけ、わたしが咥えたのを見計らい、掴んだわたしの髪を上下に動かす。
苦しい、けど大好きな朔夜が気持ちよくなってくれるならなんだってできる。「死ね」って言われても死ねると思う。わたしは舌を上手に使いながら愛しい人の性器を愛す。
朔夜は満足したのか、わたしをベッドに突き飛ばし頚動脈のあたりを指で撫でる。そしてきゅーっと首を絞める。朔夜はわたしの首を絞めて勃起してわたしは朔夜に首を絞められて濡らす。そういう少しアブノーマルな関係。

朔夜はわたしの首を絞めながらくちづけを交わす。舌と舌を絡ませると首絞めとの相乗効果ですごく気持ちよくてとびそうになる。朔夜が口唇を離すと男性器を膣口にあてがい、ゆっくりと腰を動かしていく、首は勿論絞めたまま。
「"ちんぽ入れてくれてありがとうございます"は?」
ゆるゆると動いたり急に激しく突いたりと緩急をつけながらわたしに問いかける。
「ぁ、ちんぽ…ありがと、ございます…」
首を絞められている所為で上手に呼吸が出来ず、言葉が詰まる。
「ふん、この雌犬が…」
常にポーカーフェイスな朔夜が少しはにかんで見えた。嬉しい…
「あー、もうダメだ…イきそう」
朔夜が呟く。そして突然奥まで突く。
「あ、そんな…つよくしちゃ…」
イッちゃうよぉ…!
朔夜がわたしの中に精液を排出すると同時にわたしはびくびくと腟内を収縮する。

「イッちゃった…」
「お前の中最高だわ」
えへへ…すごく嬉しくて幸せ…
ずっとこのままでいたいな…

この雌犬が



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