那智は飢えていた。
毎日毎日繰り返す自慰行為には正直飽きていた。"アブノーマル"な行為を求めていた。頭の中でスリルな妄想をすると心拍は増していくが、どんどん物足りない気持ちになっていく。

ある日那智は気付いた。自分の妄想が「露出」の傾向があることに。
遂にその妄想は実行へと辿りついた。
そう、あれはちょっとした出来心だったのだ。

学校では地味な那智であったがいつもよりワンサイズ小さいブラウスを着ればいつも着痩せする部類に入る那智の胸はたいそう豊かにくっきりと映えたし、いつも膝丈で過ごすスカートも下着が見えそうなほどに短くすると、ふっくらと、それこそ桃のようにたわわでむっちりとした尻がチラリズムをしており、なんともいやらしい。

「これだ」と那智は思った。非常に肌色の多い服装をしたのは初めてだ。心拍が跳ね上がった。「唯でさえこんなにいやらしい服装をしているのに下着をつけなかったらどうなるのだろう」とか「こんな服装で外を歩いたら皆、自分をいやらしい目で見るのだろうか」とか妄想が止まらない。
息を荒らげながら遂に那智は下着を脱いだ。上も下も。改めて全身鏡の前に立ってみると白いブラウスからぷっくりと乳頭が浮き、更に短すぎるスカートから性器が見えそうな女が立っていた。
「はァっ…わたしってこんなにイヤラシかったんだ…!指がっ止まらないよ…!」
気づくと那智ははちきれそうな胸を自ら慰めたり、クリトリスを激しくいじくり回していた。
「あっ…気持ちいいッ!クチュクチュしてるっ那智のおっぱいとおまんこクチュクチュしてるのぉっ!」
絶頂は目の前だった。
「あっあッ!イッちゃうッ!那智の淫乱まんこイくううううううッ!」
いやらしく舌を出しながら那智は絶頂を迎えた。

快楽に行き止まりなどない。那智は快楽を求めどこまで歪曲するのか…誰も知る由もない…

第1夜


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