おっぱい物語 | ナノ

「ちょっと、におっ…はぁ、はぁ」
「っ…静かにしんしゃい。もう少しじゃき…」

日の暮れかけた時刻。俺たち二人を照らす夕焼けがすごくきれい…



…なんてロマンチックなわけなく、俺となまえはまだ全速力で走っとった。

「ほんとにもう無理ー!はぁ、はぁ」
「そんなんじゃ俺とセックスできんよ」
「っ…」

なまえの顔が真っ赤になったのは走っているせいか、それとも恥ずかしがっているせいか。

「おぶりましょうか?胸のない姫さん」
「け、…結構よ!」

ククッと喉を鳴らしながら笑った。おもしろい奴じゃ。

「着いたぜよ」
「はぁ、はぁ…疲れたぁ…」

隣でぜぇはぁぜぇはぁ言っとるなまえ。そんな激しい運動しとらんのに。つか、これから激しい運動するのに大丈夫じゃろか。なんか少し不安になった。

「どうぞ」
「お、お邪魔します」

行儀よくなまえは挨拶をした。そんなことせんでええのに。

「か、家族の人は?」
「おらん。」
「え?」
「今はみんな出掛けちょる。きっと夜の十二時まで帰ってこんよ」
「なんでさ!?」
「知らん」

なまえの手を引っ張って、たったと二階へ上がった。

「ふぅ、やっぱお家が一番じゃ」
「…」

急に黙りになったなまえ。さっきまでの威勢はどこへ行ったのやら。

「ここ、座りんしゃい」
「え、あ、うん…」

なまえは恐る恐るベットにいる俺の隣にちょこんと座った。

「なんか、にに仁王くんの部屋ってすごい良い匂いするね!」
「イチゴの匂いじゃよ、落ち着くじゃろ?」

フワッとなまえの毛先を掴む。いきなりのことでなまえの顔は真っ赤になった。

「ににに、仁王!」
「な、なんじゃ…?」

急に近くで大声を出されたもんだから俺は少し驚いた。

「お、…お水くださぃ…」

なまえが顔を真っ赤にさせてうつ向きながら喋るから後半の部分がうまく聞こえんかった。なまえは今にも頭から湯気が出そうなほど恥ずかしがっとるのがわかる。

「ククッ。はいはい、ちょっと待っとき」

なまえが可愛くて笑いがこぼれた。全く、たまらんツンデレじゃな。

「ほれ、持ってきたぜよ」
「あ、ありがとう」

ミネラルウォーターとちょっとした菓子を持ってきたらさっそくコップを手に取って、ごくごくと勢いよく飲み出した。

「ぷはーっ!」
「おやじか」
「う、うるさいな!しょうがないでしょ、全力疾走だったんだから」

とか言ってなまえは俺の水もがぶがぶとイッキ飲みをした。おいおいっ。

「ミネラルウォーター最高っ」
「そうか。じゃもうよかね」
「うん!もう大丈夫!…ぁ」

なまえはしまったという顔をしたが返事をしたときにはもう遅い。俺はなまえをベットに押し倒した。

「ま…待って、におっ…」
「待たん」
「ちょ、…っ…ん」

抵抗するように覆い被さる俺の胸に手を置く。そんなん抵抗しとるって言わんナリ。首筋に唇を這わせれば、なまえから甘い声が出た。

「やっ…だ、…っ」
「嫌なら前みたいに抵抗しんしゃい」
「っ…」

そう言えば不思議となまえは大人しくなった。

「嫌じゃないってことか」
「ちがっ…、ぁ」

なまえの胸を服の上からやんわりと揉みながら首の横にちゅぅっと吸い付く。唇を離せばそこには赤い斑点。

「いっ、な…なに?」
「俺のモンじゃ」
「におっ、ぁ…や、だっ」

服の中に手を突っ込んでちょくで胸を触れば、てっぺんにあるもんがふくらんどった。

「ちくび、たっとるよ」
「言わ…な、いで…」

コリコリと指で撫でたりつまんだりすれば、なまえは顔をいっそう赤くした。いつものなまえじゃなくて初めて見るエロチックななまえの姿に俺は興奮が止まらんかった。

「おっぱいコリコリしとる」
「ぁ、っ…やあ…ん」

いじりすぎか、そう思ったがツンデレななまえにはこのくらいがちょうどいい。

「にお…っほんと、やだぁ」

目をうるうるさせとるなまえがかわいくて理性が切れそうになった。

「しょーがないの」

いじっていた手をとめてやればなまえはホッとした顔を見せる。

「安心するのは早いぜよ」
「…えっ、」

驚くなまえを関係なしになまえのパンツをずり降ろせば、そこはベタベタに濡れとった。








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2010.5.19
(修正2011.5.18)
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