もしも仁王の妹だったら〜
「お兄ちゃん聞いて聞いて!」 「んぁ?なんじゃ」 「クラスのみんながね、あたしのお兄ちゃんが一番かっこいいって!」
目をキラキラと輝かせる俺の妹。まるで自分のことのように嬉しそう。
「そりゃ嬉しいのお」 「うん!あたしもすっごいうれしい!」
俺とおんなじ血が通っとるとは思えんほどに明るい。なんじゃ、もしかしたら俺たち義兄妹?
「あたしね、お兄ちゃんのこと大好き!!」
くはっ!!
眩しすぎる笑顔に俺の心はやられた。
「俺も大好きじゃよ」 「じゃあ…両思いだね」
照れながらフフフっと笑う。
え、これはもう恋人のやり取りじゃないのか。俺の中の何かが疼いてしまう。
「あたしお兄ちゃんと結婚するんだ」
ダメだって、さすがにそれはダメだって!
ガチガチと伸びる手をがんばって止める。
ハァハァ…。いやなんでもない。
「兄ちゃん、お前に彼氏ができたら悲しいナリ」 「大丈夫。付き合うならお兄ちゃんみたいな人と付き合うから安心して?」
いや、俺みたいなのと付き合うならもういっそ俺と…いや何でもない。
「何だか嬉しくて寝れそうにないから、今日はお兄ちゃんの部屋で寝てもいい?」 「いやもう喜んで…、絶対ダメです!!」
葛藤の中がんばって俺は誘惑に耐えた。
「お兄ちゃんのケチ〜」 「もう早く寝なさい」 「おやすみ〜」
バタン!と部屋のドアが閉まった。
しばらくたって真っ先にベルトを外してズボンをボクサーパンツと共に降ろし、妹をオカズに抜いた。
あぁ、脳内はお兄ちゃんコールでいっぱいじゃ。
おわり
妹に振り回されっぱなしの仁王(^q^)(笑)お互いシスコン、ブラコンだといい(笑)
2011.6.26 |