「もうやだ……疲れた」
「お疲れ様。ありがとね、俺のために」
「おめえのためじゃねえよ……いろいろ困るだろ、周りが」
「なんだかんだで優しいんだから」
「んー……」
俺の膝に顔をうずめ、ぐずぐずとしているのはこの学園の生徒会長であり、俺の親友で幼なじみだ。
「俺様、どう?」
「最悪」
そして腐男子である俺の願いを聞いて俺様会長を演じてくれているのである。
まあ、俺が俺様会長をみたいってのも理由のひとつだけど、俺様じゃないとこの子、見た目はかっこいいけど中身は甘えたで可愛いからさ。
俺以外に抱かれ兼ねない。無理やりな意味で。同意だったらぶっ殺す。
「疲れた?」
「ん」
さらさらな髪を撫でながら尋ねる。
「むらむら、する?」
そのまま襟の中に指を滑らせれば。
「……、んっ、」
かわいく頷くのだ。
*
「っ、は、も、じれった、」
「だって疲れてるでしょ?ゆっくりしてあげてるのに」
「んっ、あっ、」
あれからずーっと後ろを慣らしてる。わざと浅いところばかり。
「ど?いけそ?」
くぱ、と時々ひらいて確認する。ふりをする。
「あっ、ひらくなっ」
「んー、もうちょいかなぁ」
「やっ、あっ、あっ、あっ」
ぐちぐちと浅いところを激しく掻き回す。そして時折前立腺をひっかいてやる。
「ひっ、あっ、やっ、やらっ」
「どう?大丈夫?」
「いいっ、いい、から、も、」
「そう?」
「んっ、きてっ、おくっ、かいてっ、まぜてっ」
やべー興奮する。
奥を感じるまで開発した。
そんで奥をいじらないとせがむように教えた。
普段は俺様な会長様が。
あー俺腐男子でよかった。
まだまだ開発のネタも調教のネタも言わせたい言葉もいっぱいある。
いつか会長が総受けたらそいつらの前で公開プレイするのが夢だ。
「ほら、いれなよ。自分でつきな?」
「ん、……あっ、きた、おくっ、きもちっ」
すっかり俺の上で腰を振る気持ちよさを知った会長は淫乱だ。
たまんねぇ。
俺のものでよかった。
end