LEGEND(中島美嘉)







夕焼けで辺り一面オレンジ色の道を歩く
この道はあなたと毎日一緒に通った道
いつもあなたは少し先を歩くあたしを優しい瞳で見つめていた

平凡だけど、あたしはとても楽しかったし愛おしかった
今でも振りかえればあなたが優しい瞳であたしを見ているんじゃないかと思う


「カヲル…あたし、カヲルと一緒にいれればそれでいいや。こうやって平凡な日々がずっと続けば」

「僕もだよ……」


あの時彼は何を思っていたんだろう
こうなる事を分かっていたのだろうか
今となっては知る余地もない



名前……ねぇ、起きて

ん……カヲル…?

あはっ、なんて顔してるんだい

え、よだれでも垂れてた?やだ…

ふふ…名前は可愛いなぁ…

もう、はいはい…

本当だってば…あ、まだよだれついてるよ

えっ?!うそっ!

クス……嘘だよ…

カヲルの唇があたしに触れる






「っ!!?」

夢か………またこの夢………
もう彼はいないのに…あたしの心が彼に会いたくて夢を見てしまう

グラスに入った水を飲む
水が喉から胃に通っていくのをはっきりと感じる
これが現実


ねぇ、カヲル
あんな素敵な日を
あんな大切な未来を
なぜ簡単に奪ってしまうの?


あたしの心が身体があなたに会いたいと願う
夢で会いましょう









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