※カヲル白衣設定







この周期がくる度に女で生まれたことをめんどくさく感じる
あたしは痛みはないが、この体液が垂れる独特な感覚やにおいが嫌いだ

それに自分の意思とは関係なく気分まで左右されるなんて、不本意極まりない

はぁ〜あ……講義、休講にならないかなぁ……あ、今日研究じゃん。最悪、、、

こんな憂鬱な日ほどオシャレして何事も無いかのように振舞わなきゃ、全てが嫌になってしまう

そろそろ行かないと遅刻しちゃう…





"〜の1日経過したものが〜……"

うぅ…立ちっぱなしはさすがにダルい…
でも座ってもあの垂れてくる感じが……

「君、大丈夫かい?」

「へ?」

げ……渚准教授。よりによってなんでこんな日に

「いえ、大丈夫です。」
お願いだから、消えてくれ!
あたしの中の最大級の笑顔でこたえる

「…顔色悪いけど」

あなたほどじゃありません
…とは言えない

「本当に大丈夫ですから、」

「そう?具合悪くなったら休んでて良いからね」

あぁ…数多の女子を落としてきた笑顔だ…
今日のあたしには鬱陶しい以外何ものでもない








「はぁぁ…」
ゆっくりやってたせいで1人居残りなんて
ついてないなぁ…
早く終わらせて、家帰って寝たい



ガラガラッ!

「っ?!!」
隣の準備室のドアが開いた


「あれ?君まだいたの?」

プレイボーイ渚准教授……

「ちょっと作業が終わらなくて…でももう終わります。何かありました?」

「いや、僕は教授にここを片しとくように言われたからね」

なんでこいつと2人っきりになっちゃうの…
気不味いなぁ…もう



「そういえば、体調大丈夫?」

「あ、はい。どうも」

「……月経は生理現象だからね…」

「そうですよね…………て、、え?」

「え、違ったかい?」

「いや、違わないですけど…なんで、え?!」

動揺から後ずさりする

「いつも君これくらいに体調悪そうだから、大体想像で」

「いやあぁぁぁぁっ!!え…ちょっ、へ、変態っ!!」
思わず思ったことを言ってしまった

「変態だなんて…まぁ、当たらずしも遠からずだけど」

「ちょっ、なっ!こ、こっち来ないでくださいっ!」

「なんで逃げるんだい?別に逃げなくたっていいじゃないか」

「渚准教授がこっちに来るからじゃないですかっ!!」

「ほら、片付け早くしないと夜になっちゃうよ?ふふ…」

不敵な笑みに血の気が引いていく
ヤバい、この人前から思ってたけどやっぱ変態だ!!!

「もう終わったのでっ!失礼しますっ!」

「え、でもこれ…」

片付けがまだだったがあたしの中の危機管理能力が警報を鳴らしていたため
渚准教授をシカトして逃げた

ガラガラッ、バタンッ!!
バタバタバタバタバタ……


「あ、通行許可証…ふ〜ん名前ちゃんっていうんだ…
あは、おもしろいもの見つけちゃった」



どうかこの不運も生理とともに終わってください











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