「あー、うぶっ」
「今日も元気ねジェイク」
「ぷぁ!」

くりくりとした大きな瞳で私を見上げるジェイクに微笑む。
一生懸命小さな手を伸ばし私の髪に興味津々である。

「機嫌が良くてママ嬉しいわ」
「う、うっ、んーっ」
「あらあら。ママの髪は食べ物じゃないわよ?」

赤ん坊とは何でも口の中に入れたがるから大変。
でも可愛い我が子ならば許してしまうものよね。

「う?」
「ふふ、良いお天気だからお散歩にでも行こうかしら、ね?」
「んっ!」

嬉しそうに笑う我が子に笑みが絶えず広いオデコにキスを落とした。