Novel | ナノ
If

愛しい人への麦わらさん達が乱入しなかったverです。
おまけのようなものなので、先に本編をお読みいただいてからの方が内容が分かるかと思います。


----------------------------------



部屋の中を嬉しそうに見て回っていたトラファルガーは、ソファで項垂れていたユースタスに抱きつくとワインで濡れた唇を押し付けた。


「…んっ……はっ、あ…んん」


ユースタスの腕が後頭部に回され、深く貪るような口付けを交わす。
服の上から腰を撫でていた手が、するりと服の中に入り、直接脇腹を撫でる。


「ん、ちょ…ばか…離し、んうっ」


合間に文句を言うも聞き入れられる事はなく、そのままソファに押し倒される。
脇腹を撫でていた手が、ゆっくりと上がってくるその動きにも身体が震えた。
押し寄せてくる快楽に身を任せようと、ユースタスの首に腕をまわした。
それを同意の合図と受け取ったユースタスは、一旦唇を離すとトラファルガーの纏っていたパーカーを脱がせた。
そのまま首筋に顔を埋め、下からゆっくりと味わう様に耳裏に向けて舐めあげる。


「ひっぁ、ん…ユースタス、屋…あンっ」


くちゅりと直接聞こえる水音を感じていると、不意に胸の飾りを撫でられ身体が反応した。
人差し指で飾りをぐりぐりと押しつぶされる。


「やっ、あ…」
「嫌じゃねえだろ?こんなビンビンに立たせて」
「あんっ」


耳元でニヤニヤと笑みを浮かべながら、トラファルガーの飾りを摘みすり潰す様に弄る。
散々弄ばれた飾りはぷっくりと紅く腫れ、ふるふると震えていた。
それを慰めるかの様に、ユースタスは舌で舐め上げ口に含んだ。


「ひあっ、やっ…あ、んっ」


トラファルガーからは見えないが、ユースタスの咥内で舐められ、吸われているのがわかる。
時折軽く歯がたてられ、その痛みにも身体が悦を得る。
その快楽を少しでも逃がそうと、吸いつくユースタスの頭を掻き抱く。


「あっ、な…も…あぁんっ」


下に籠る熱をどうにかしてほしくて声をかけるが、上手く発音できずただの音として口から零れる。
そんなトラファルガーに気付いたが、ニヤリと笑うと触っていなかった反対の飾りを口に含んだ。


「あ、やっ…ちが、やぁっ」
「あぁ?何がちげぇってんだよ」
「あっ、もっ、そっちじゃな…んんっ」
「そうかぁ?コッチは嬉しそうに震えてるけど。なぁ?」
「ひっ、あぁんっ」


不意に強く吸われ、抑えきれなかった声が漏れる。
しかし物足りない快楽にトラファルガーの腰が無意識にユースタスの下腹部に擦りつけるように揺れる。


「んっ、や、もう…ユースタ…触っ、て」
「くくっ、仕方ねえな…今日は、特別優しく抱いてやる」
「え…あっ」


飾りを弄っていた手を腰に回すと、手早くトラファルガーのジーンズと下着を脱がす。
既に勃ち上がり先走りで濡れているソレを掌で包むようにして擦りあげる。


「ああっ、あ…やっ、だめっ」
「まだイクなよ?」


そういうとユースタスは先走りで濡れた指を後孔に押し当て、広げる様にして撫でるとゆっくりと挿れた。
まずは一本様子見で挿れたが物足りないとでもいう様にヒクヒクと震える後孔に更に二本ねじ込み、バラバラに動かした。


「やああっ、あ…んっ、んぁんっ」
「仕方ねえ、一回イけ」
「ひあっ、あっ、やっ…ああっ」


速められた抽出と別々の生き物のように動く指にトラファルガーはビクビクと身体を震わせながら白濁を出した。
トラファルガーが達したのを見届け、後孔から指を引きぬくと、ユースタスはガチガチに硬く勃ち上がった己のモノを取り出し、誘う様にヒクつく後孔に宛がった。


「てめえの欲しがってたプレゼントやるよ」
「あっ、も…はやく、寄こせっ」
「急かすなよ。言っただろ?優しく抱いてやるって」
「そんな、の…あっ」
「ちゃんと受け取れよ?」
「っあ、ああっ、ああああっ」


何回か擦りつけられた後、一気に挿れられたソレに背が反れ腰が浮く。
待ち侘びていたという様にぎゅうぎゅうと締めつけてくる中にユースタスも息を詰める。
トラファルガーの腰が強い快楽から逃げるように引かれたのを、その細い腰を掴み抑え込む。


「てめえが欲しがったんだろ?ちゃんと咥えろ」
「あ、やっ、だって…ああっ」
「だってなんだよ。イイんだろ?」
「んっ、い、イイっ…もっと、んああっ」
「はっ!てめえにやったんだ。もっと強請れよ」
「あっん、ひうっ…やっ、おく、奥あたって」
「当ててんだ。好きだろ?ロー」


奥に当たるソレにイヤイヤと首を振るトラファルガーの耳元でそう囁けば、更に中が締まった。


「締めんなって。喰いちぎる気か?」
「ちがっ、あっ…なぁっ、も、イキたっ」
「あ?仕方ねえな…今日は特別だしな」


そういうとユースタスはトラファルガーの足を抱え、律動を速めた。


「えっ…あっ、やっ、あっああっ」
「っ、だから締めんなって」
「ひうんっ、やぁ、ああっ…も、イクっ、イクっ」
「イケよ好きなだけ、なっ」
「あっ、やっ、だめっ、イっ、あっ、ああああんっ」
「っは…くっ」


トラファルガーはドクドクと白濁を撒き散らしながら達し、ユースタスもより強くなった締め付けでトラファルガーの中に白濁を出した。
浅い息を繰り返すトラファルガーの頬に手を当て、半開きの唇を貪る。


「ん…んぅ、はぁっ」
「…おめでとう。ロー」
「ん、サンキュ。キッド……早く抜け」
「あ?まだ足りねえだろ?」
「ニヤつくなうぜえ」
「上の口は素直じゃねえな。下はこんなに俺を咥えて放さねえのに」
「っ!ユースタス屋てめっ、あっ、ばか、動くなっ」
「動いてんのは俺だけじゃねえけどな。まだ欲しいだろ?」
「っ、この、バカスタスっ、やっ」
「日付変わるまではてめえのもんなんだから好きなだけ善がれよ」


返品はきかねえんだと笑みを浮かべるユースタスに、トラファルガーは頬を引きつらせた。
10月6日が終わるまで後―――――



----------------------------


ってわけで初裏!
いや〜ぬるいっすね。なんか、うん。キドロで裏って文字で起こすの難しい。
喘ぎ方とか大丈夫かしら?なんかちょっと女々しい?
とりあえず言わせたかったのは「てめえが欲しがったんだろ?ちゃんと咥えろ」って台詞です。
ぶっちゃけ管理人は鬼畜攻め好きなんですけど、キドロは愛がある行為で書いていきたいので、無理やりとかは書かないつもりです。
もうちょっと裏も勉強しますね!


- 16 -

[戻る]
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -