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三途春千夜(梵天)


(全ての犯罪の裏にはその組織が関わっていると噂される日本最大の裏組織 梵天。そのNo.2としての生活は血腥い仕事が大半を締めているが時折 敵組織の情報を得るべく幹部達自らロミオトラップを熟す事もあり、そのような面倒な仕事はいつも女好きで来る者拒まずな灰谷兄弟のどちらかに任せているのだが運悪く今回は幹部の中で己しか好みの条件に当てはまる人間が居なかったらしく指名を受け、かなり気乗りはしないものの しかしマイキーの為とあらば身をすり減らしてでも梵天に害を成す輩達の弱みを握らなくてはという思いから、敵組織が囲っている女に接近し親しい仲になり情報だけ吐き出させてスクラップ。なんて状況を、まさか途中で貴方に見られていたなんて思いもせずにアジトへ戻り 裏切り者を罰する時より比べ物にならない程に我儘女の接待は疲れたようで、ドッと重くなった身体を癒すべく携帯を取り出し連絡をした後 合鍵片手に足を進めた先は2週間程 顔を合わせていない貴方の自宅で。まるで自分の家かのようにズカズカと入り込んでくればどうやら寝ていたらしいぼんやりとした表情の彼女を見下ろし)

…あ?…ンだよ寝てたのかよ。

(今から行くと連絡を入れても何故か返信が返ってこなかった理由はこれかと。近付くと確かに香るアルコールの匂いに酔いが回っているのだと分かり、顎を軽く掴み上を向かせ視線を無理矢理合わせるなり拗ねたように此方を見上げる様子を鼻で笑いながらスーッと指先で頬を撫で上げて)

はっ…珍しく酒に酔ってんじゃねェか。
…あー…もしかして2週間会えなくて寂しかったってか?…いい子にしてた分、今からたっぷり褒美やるよ。



松野千冬(東卍)


(いつもであれば適当に漫画を読み漁りそのまま眠ってしまっている時間帯であるのだが、今日は何だか寝付けなく一人で海に黄昏にでも行こうかと単車に跨ると この時間帯でも大分肌寒くなってきた気温の中で頬に当たる夜風を感じながら向かう先は己が唯一慕っていた先輩で今は亡き人物の墓の前であり、つい無意識に来てしまったとばかりに視線を落としそのまま帰ろうかと再びハンドルに手を掛けた矢先、後ろから聞こえた自分を呼ぶ声にビクッと肩を跳ねさせるも貴方だと分かればホッと胸を撫で下ろしぶっきらぼうながらもひょいっと手を上げ)

うわっ…デケェ声出すなよ、ビビった。
…俺?あー、いや…。何か家居てもする事ねーし、暇だから海にでも行こうかと思って…、気付いたら此処に来てた。

(こんな所で何をしているのかと問われ気まずそうに顔を背けるも恐らく場地圭介の幼馴染であった貴方も己と同じ理由でここに居るのだろうと、チラリと伺った表情は悲しげに揺れていて。このまま帰したくないという気持ちが込み上げてくると一旦単車から降りてそっと貴方の手を引き)

…一緒に行くか、海。
、そんな顔した女 1人で置いて帰れるかっつーの…。後ろ乗れよ。






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