「土方せんせーみっけ」

「あ?坂田か」

「なあなあ一緒に昼飯食べていい?」

「いいも何も、そのつもりでここ来てんだろーが」

「あり、バレた?」

「寧ろ隠してるつもりだったのか?」

「や、全然。あ!マヨネーズまだかけてねえの?たまごやきちょーだい、たまごやきっ」

「またか…人の弁当見る度にたまごやき強請ってくんな」

「だってせんせーのたまごやき、すげー俺好みの味なんだもん。だめ?」

「だめ?じゃねえよ。なに可愛さアピールしてんだ、もんとか言うな気色悪い」

「ひどっ!今のは酷くね?可愛い生徒に向かって気色悪いとか言うか普通」

「うるせーな。もうわかったから好きなだけ勝手にとって食え。マヨネーズかけんの10秒だけ待ってやる」

「マジでか!…あ。でも今日パンだから箸ねえんだった…なあせんせー、食べさせてくんねえ?」

「なっ、はぁ!?ふざけんな構わねーから手で摘めっ」

「えーなんか行儀悪いからやだ」

「ヤダじゃねェエエ!…よし。10秒経ったな、マヨ投入しまーす」

「え、ちょ!待っ、ああああ俺のたまごやきがボイズンんん」




※たまごやきとだいすきな土方先生との間接チュウを狙って見事失敗におわってしまった、まさに二兎追う者は一兎をも得ずな坂田くん。と、なんやかんや言いながら毎日お弁当にはたまごやきを入れてくる土方先生

(日記ログ)

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