※注意
現代パラレル。攘夷で兄弟、高杉が末っ子小学生。
(not dream)「おい銀時、小遣いよこせ」
居間で寝そべり漫画を読んでいた兄貴を見つけ、目の前に右手をズイと差し出してみる。視界を遮られ不機嫌そうに此方を見上げるが、犯人は俺と分かるなり些か表情を緩めた。銀時をはじめ、兄貴共はなんやかんやで俺にはあまい
「はあ?この間ヅラに小遣いもらったばっかじゃねえか。つうかいい加減兄ちゃんと呼びなさい」
「あの程度のはした金で1ヶ月やっていける程今時の小学生は甘くねえんだよ」
とりあえず後半は無視して、ムクリと上体を起こした銀時に払われた手をもう一度突き出す。ケチケチすんな、テメェこの前バイトの給料日だっただろ。ちゃんと知ってんだよ俺ァ
「えマジでか。お前そんなに何買うの?お菓子か?お菓子の大量買いか?」
「テメェじゃねえんだ、小遣い使いきる程菓子買うか」
駄菓子は安くてウマいからお子様の味方だよね〜、とかなんとか。お子様どころかテメェは今でも駄菓子ばっか食ってんだろ
「ふーん、まあいいけどね。ガキもガキなりに色々あんだろーし。で、幾らいんの」
「300円、それでいい」
「………」
「あ?なんだよ、300円くれェさっさと寄越せ」
「はいはい300円な。忘れずにヅラに弁当頼んどけよ。あとバナナはおやつに入るかちゃんと先生に聞いとけな」
「は?なんでだよ、意味わかんねーんだけど」
「え、だって遠足行くんだろ?300円持って遠足のおやつ買いに行くんだろ?」
「だからちげェエエエ!」
100218
◎ ホントすんませんでした。