「ねぇ、恥ずかしくないの?そんなに声出して」
「あ……はぁ……だってぇ……我慢できな……あん、あぁ……っ」
「インラン」
焦らされ続けて熱くなったそこは与えられる刺激に淫らに反応し続ける。
芹沢くんのを締め付けてその硬さを味わっているみたいだ。
「う……キツ……先生、締めすぎ。そんなにコレ好き?」
「やぁ……、言わないで……っ、ああぁっ……」
腰を押し付けて奥をグイグイ突かれた。強い快感にまた絞り出すような声が出てしまう。
イッちゃいそう……
「ちゃんとイク時は言えよ。ホラ、誰のでドコが気持ちいいの?」
「あっ……いきそう……芹沢くんので奥が……あんっ、奥でイッちゃう!いっちゃうの……ダメ……ああぁぁあっ」
頭が真っ白。
ふわふわと浮遊感さえ感じる。
そんな心地よい疲労感も束の間、すぐに新しい快感が一点を襲う。
さっきのローターにスイッチが入れられ、蕾に当てられた。
「あっ!ダメ、いや……っ!あ……ン」
「中とここ、どっちが気持ちいい?」
「ああっ……どっちも……っ、いい……あっ、あぁん」
「ホント、淫乱でどうしようもないね。寺内先生……はぁ……僕もいきそう……」
激しくなる腰の動き。ローターの刺激も手伝って、私も大きく体をしならせて達してしまった。
ぐったりと床に倒れ込んで、呼吸を整える。
床の冷たさが心地よかった。
「ね……写真、消して……」
それが目的で言いなりになったんだもん。
芹沢くんは制服を調えながら私を見下ろしてにっこり笑った。
携帯を取り出し、あの画像を表示させるとしゃがみこんで私に見せてきた。
慣れた手つきで削除を押す。
『削除しました』
その文字に安心してふーっと息を吐く。これで大丈夫なんだ。
そう安堵したのも束の間、携帯を握ったまま立ち上がると……
シャッター音。
「え……」
「先生のハダカ、キレイに撮れたよ。また遊んでね、寺内センセ」
唖然とする私を残して芹沢くんは部屋を出た。
新たな脅迫のネタを握った彼は私をどうするつもりなんだろう……
恐いという気持ちと一緒に少なからずゾクゾクとするのは、甘い囁きにも聞こえたからだと思う。
to be continued……
21.9.17
- 33 -
≪back