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照星Side



「あっ!も……ダメ、です……ああっ、あぁん!イッちゃいます……っ」
「いいよ。イッちゃおうか」


入れていた指を締め付けてくる肉の壁。親指で膨れ上がった芽を左右に揺らしながら、速度を上げてナカを掻き回した。うねる様な肉の動きに下半身が一層熱くたぎる感覚を覚える。

指でさえこんなに絡み付いていやらしく蠢くここに、これから自分のペニスが入るかと思うとゴクリと喉が鳴った。雄を誘い込むように奥へ奥へとうねる小夜の中。

可愛らしく喘ぐ声や顔に似合わず、妖美で艶めかしさを纏った体をしていた。

きっかけは些細な事。熱を帯びた小夜と行きずりの肉体関係を持ったのだった。


恋愛からしばらく遠退いていた私は恋心を抱きながらも、どう伝えてよいものかと後回しにしてきた。
「好きです。付き合って下さい」なんてコドモじゃあるまいし、かと言って言わなくてもわかるだろうという程の自信もない。

以前、名刺に携帯の番号を書いて渡してみたが、彼女からかかってくる事はなかったし、関係を持った後も避けるように私から離れて行ったっけ。


小夜の気持ちを知りたいと思いながらも仕事の忙しさにかまけて、彼女との距離は付かず離れずといった所だろうか。

時間が出来れば電話をして、食事とセックス。なかなか会えない私としては食事は飛ばしてしまいたいくらいなのだが、あまりにも小夜に失礼だろう。

いや、食事中でさえ頭の中では淫らな事を考えてしまうのだから失礼に変わりはないのかもしれない。

フォークを口に運びオイルに濡れた唇を見ればキスを思い出してしまう。舌で歯列と歯肉の境目をくすぐると息を乱して小さく喘ぐ小夜。感じながらも一生懸命に舌を絡めて、しがみ付いてくるけなげな姿が堪らなく可愛いんだ。

ソースを舐め取る舌を見れば、思わず私の下半身を頬張る彼女が脳裏にチラついた。

亀に似た部分を口に含む前にゆっくりと裏筋に舌を這わせる小夜。それが焦らされているようにも感じて、先端から透明な液がとろりと滲む。

そのカウパーを舐め取りながら尿道を刺激されると言いようのない快感が背中を走って、いつもそこで目を閉じてしまうのだった。

「上手だね」と髪を撫でると恥ずかしそうにしながらも、喉まで使って一層激しく深いストロークで愛撫してくれて……

そう言えば色素の失われていない少女のような小夜の唇は秘部の色に似ている。
グロスで艶を足しただけの唇は濡れて雄を待つ性器そのものにさえ見えた。


思い出すだけで鳥肌が立つ。
私は小夜の色香に虜なのだった。









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