「お菓子ちょうだい」
南蛮ではこうすると茶菓子がもらえるらしい。試しに部下の諸泉にやってみた。
「あ、組頭。お団子でよろしいですか?」
「お茶もたのむ」
ずず……
なんかの祭らしいのに、いつもと一緒だな……
「陣左、ミイラ男なんだけど」
「新しい遊びですか」
「菓子をくれぬか」
「ああ、ハロウィンですか。えっと、シュークリームがありますよ。ヒ○タのです」
「これ、うまいな。チョコ味もっとないの?」
「これで最後なのですが」
「おいしいから20箱セット買おうよ」
「承知しました……」
「ねー小頭ー」
「なんですか」
「はろいんってヤツ、いまいち盛り上がりに欠けるよねぇ」
「そうですか。南蛮の風習ですからね。我々には合わないのでしょう。それよりかぼちゃの煮付けでも食べませんか」
「お、いいねぇ」
「本当はかぼちゃおばけを作る予定だったんですが、これが難しくて」
「煮付けになっちゃたの」
「はい」
「じゃ、みんなで食べようか。随分大きな南瓜だったんだねー」
「一番大きいのを選びましたから」
「尊ーじんざー南瓜あるよー」
「「はいー」」
「おいしいですね」
「小頭は料理うまいよねぇ」
「恐れ入ります」
オチなし!
ひたすら平和なタソガレはろうぃんでした
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