好き、だった
『私、サスケの目が好きだった』
「…あぁ」
『一人で抱え込んで、無理する、ところも』
「…雫」
『あと、その声、も』
「…雫、もう良い」
『あと、顔も、暖かい、手も…』
「…雫！」
『言わせてよ、最期、ぐらい…もうサスケ、には、云えないんだ、から』
「…何を言ってるんだ！諦めるな！」
『私は、サスケの、全てが、好き…だった』
過去形で伝える、好き、だった
「俺はずっとお前が好きだ、雫…」
最期に笑ったお前の顔は忘れない。
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