24

::あら。



初めて火神君と会ったとき。
ぞわり、と背筋を襲った寒気を、今でも覚えている。
僕は血や体液や内臓がぶちまけられた道路に、微かに笑みを浮かべて近寄った。
否、元は人間で在ったものの隣に佇む男に、近寄った。
「成る程。君も此方側の人間でしたか。」
「…つーことは、お前もこっち側ってことか。」
街灯に照らされる、赤く光る人間だったものと、血に染まったカッターシャツ。
そして血に染まったわけではない、赤い髪。
それに僕は更に微笑んだ。
「はい。じゃあ…自己紹介からしましょうか。僕の名前は黒子テツヤ。そして、零崎影識です。」
「ふぅん…。あの零崎ね…。俺は――――火神大我。んで、匂宮大梦。」
「匂宮、ですか。」
「おう。」
彼、火神大我、今は匂宮大梦であるらしいけれど。は人間だったものを容赦無く、まるで眼中にでもないかのように踏みつけ、此方に迫ってきた。
「ー俺さ、出夢みてーに殺戮時間とか決めてねーの。いや、まぁ決めてるっちゃ決めてんだけど。因みに午後23時から午前3時まで。だからさ。ちょっと、殺りあおーぜ。」
そう、魅惑的に蠱惑的に、笑った匂宮へ。
「嫌です。双識兄さんが五月蝿いので。」


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駄目だ続かない。スランプ。

黒子テツヤ→零崎影識-ゼロザキカゲシキ-
火神大我→匂宮大梦-ニオウノミヤタイム-



2012/09/20 17:27 Back

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