「好きだよ」





「またそんなこといって〜」

「好きなんだってば」

「彼女に嫌われちゃうよ〜?」

「彼女なんかいない。レイカだけ!」

「はいはい、ありがとね。」


この会話は何回目だろうか
君はこうやっていつもはぐらかす

本気にしてくれない











ぐいっ


君を抱き寄せてみた。

こうすれば本気にしてくれる?








「好きだよ」

君の目を見て言う。
君は少し驚き、戸惑っているようだ




今までとは違う。わかるだろう?



「えっと…」
君は僕から目をそらす



「またそうやってはぐらかすの?」



はぐらかさないで聞いて、
僕の最後の告白。




「好きだよ」



君に顔を近づけた。
君は拒否することなく目を瞑る






OKのサインだ。


それから君の薄い唇にキスを落とした













やっと、伝わった






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