「えっ、なに……」


「すごい!すごいわねりな!」


「……あ、ありがと!」

びっくりしたけどちょっと嬉しさもある。
でもいきなり?
何もしてないのに呪文が発されるなんて……?

「りな?髪が!」
「えっ?わわっ」

エイトに言われて見ると、なんと髪がまた金っぽくなっていた。




「りな、前もパルミドであったよね」
「う、うん」
「不思議でがすね……」

前なったときはすぐ直ったけど。

「戻んない……」

今回は金髪の状態が長い。
っていうか全然直る気配がない。


「でもりな、その髪色も可愛いわね」

ゼシカが私に言った。

かわいい?

「えっまじ?」
「えぇ!可愛いわ」
「似合うでがすな」

に、似合う?

「金でもいいんじゃない?」

おだてられて金髪もいいかもという気持ちになってきた。

「じゃあ……いっか!」

髪の色が変わるなんてねえ……。
しかも金髪なんて一生ならないと思ってたけどせっかくだしいいかも。

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