「ふぅ……」

朝か……。

エイトと喋ってからはぐっすり眠れた。


……ていうか。


「寝すぎた!!」



同部屋のゼシカももうすっかり居ないし、やたら外は明るいし、完全に私だけ寝坊だ。
慌てて飛び起き服と髪を整え部屋を出る。


「よっ。りな。遅かったな」
「ククール!あ、おはよ」

ククールも普段早起きってわけじゃないけどもうとっくに起きて活動してますという感じだった。

「おはよう。もうみんな飯食ってるぞ?」
「今行く……」



食堂にはエイト、ヤンガス、ゼシカ、そして王様が揃っていた。

「おはよう!」

「おはようりな。」
「おはようでがす」

「誰かにラリホーかけられたみたいにぐっすり寝てたわね」

「ほ、ほんとう……」



何でだろうな……今日はやたら眠った。
ほんとに誰かにラリホーかけられたのかな。

「ってりな食べるの早いね」

「え?」


ラリホーのことを考えてたらいつの間にか朝食がほとんどなくなっていた。

「まあ遅くはないかな……?」

「いや、早いわね」
「早いでがす」


うーん。そんなに言うほど早くはないと……


いや早いか。


「まあ終わったことだし!出発しよっか!」

「ゲルダのアジトはここから南西の方だったと思うでげす。じゃあ兄貴、行きやしょう」


1/6
[←] | []
ページ:

目次

TOP
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -