ここどこだろう?天国? ふわふわして……なんか懐かしいような空間。 「りな……」 誰の声……もしかして……あの人? 「お母さん……?ここは?」 「あなたの夢の中よ……」 「ゆ……め?」 「そう……ちょっと、あなたに渡したいものがあって。」 彼女は緑の石がついたネックレスのようなものを差し出した。 「これは、エルフのおまもりって呼ばれてるもの。りなの精神を守ってくれるの……」 「あ……あ、ありがとう」 お守りを受け取りまじまじと見る。確かに普通のネックレスじゃないみたい。 「じゃあ、また会いましょう。お母さんはりなを信じているわ」 彼女が見えなくなると同時にハッと目が覚めた。見知らぬ部屋。ベッドに寝てる私。またしてもここどこだろう状態。 ベッドに座ってここにくるまでのことを思い出す。 「全然思い出せない……」 なんか頭が働かない。寝過ぎたときみたいにボーッとする。 とりあえず部屋出てみようと扉を開けた。 「おはよう。」 ……いきなり知らない青年に声をかけられた。 「ぇっあっ……はい……おはようございますっ」 誰? ページ: 目次 TOP |