「ヤンガス、あとどのくらいで着く?」
「もう間もなくでげす……おっ!見えてきたでがすな!」

謎の人物のところから数十分歩いたところで、ヤンガスが指差す方向にパルミドらしきものが見えた。

「敵に遭わないうちに行きましょ」









「ヤンガスの言うとおりじゃ。ここの連中はわしの姿を見ても何も言ってこんぞ」

ヤンガスの故郷パルミドの町を、トロデ王とミーティア姫を含めた一行で歩く。
パルミドの町は素朴な感じで、王様の言う通り私たちのことは全く気にしていないようだった。

「というわけで酒場へ行ってくるぞい。お前等は情報屋とやらを探してればいい」


王様は今までに見たことないようなうきうきした足取りで姫とともに酒場へ走っていった。
それを見送ったところでククールが口を開く。


「さて……じゃあオレ様はカジノへ行ってくるか」

「ちょっとククール!」

エイトの呼び声を華麗にスルーしククールはカジノへ一直線に歩いていった。

「あのバカリスマ……」
「まぁまぁゼシカ……私たちで情報屋探しに行こ!」

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