あとがき




こんにちは、
管理人のさつきです。

「この腕いっぱいの愛を」最後までお読みくださり、ありがとうございました。
自分の中でもちょっともやもやがあるので、また少しずつ書き直そうと思っているのですが、一応完結です。

ある時、風魔さんの顔のイラストを拝見したのですが、それがあまりにもハウル似でカッコよく、はまってしまいました。そこで、夢小説を読みたいと色々なサイトさんを廻ったのですが、圧倒的に少数でかつチョイ役が多かったため、自分で書こうという結論に至り、執筆を決めました。

執筆決定からは、色々なbasara資料を見たのですが、風魔さんは謎が多くて、本当に困りました。言葉を話さないし、キャラには「そこにはいない」とか言われてるし。かといって史実の資料を読み漁っても、日本人扱いされてないし、分からない部分だらけで。2メートル16センチって!なんじゃそりゃです。そこで、もう自分のイメージで書き上げていくことにしました。

風魔さんは優しい人だと思います。だって、「見た者をすべて殺す」とか言いながら、けっこう殺されてない人多いし。アニメの佐助との戦いも手を抜いてるように見えたんですよね。だから、本当は殺したくないんじゃないかなって。

そこで、殺したくないけど殺さなきゃいけない葛藤に呑まれて、禁術に手を出し、声を失う役になりました。

題「もう一度生きよう」

ひとりぼっちが二人

なぜ生きてるのだと思った。
・生きてたって、人に危害しか与えられない。
・生きてたって、ひとりだ。

あの時一緒に死んじゃえばよかったんだ。
もう一度生きてみないか。俺と、二人で。

両親を亡くした主人公と出会わせたのは、どちらか片一方を助ける話にはしたくなかったからです。闇を抱えた二人が心を通わせて、お互いを救う、それが私の書きたかった話です。また、できるだけ風魔さんに寄り添う話にしたかったので、主人公ちゃんは読話ができることにしました。

ちなみに一話ごとのタイトルは、二人の心の距離感を取り入れています。たまに違うのも混じっていますが。笑(眩暈のする距離、手を伸ばしても曖昧、五歩前には背中など)

一年近くかかり、ムラも多い作品となってしまいましたが、完結できてよかったです。
ここまでお読みくださり、まことにありがとうございました。


戀 さつき

2012/07/11〜2013/6/13



prev next
bkm