「この前な、ばばーんってなってな、なんかな、なんか、しゅびーんってなったんだぞ!」
「そうなのー?すごいねえ、おれもみたかったなあ」
「おう、すごかったぞ!あれは家来にしてやってもよかった。だけどばしってやられたのはむかっとなったからぶんぶんってやったらいなくなったんだ」
「えー、そっか、それはやだね。いたくなかった?けがしてない?」
「王子は怪我などしないのだ」
「すごいねえ!ひびやはさすがだなあ」
「ふふーん。その調子ならサイケもいつか王子になれるぞ」
「おうじって、どうやったらなれるの?」
「それはなあ、あ、クッキーポケットに入れっぱなしだった」
「しけってない?」
「だから、もふもふ(←クッキー食べてる)しゅびーんって、ん、なればなれるんだ」
「へえーすごいね、ひびやは」
「おう、なあなんかないか?」
「はい、おちゃ」
「うむ」
デ津「「なぜあれで通じる!?」」
―――――――
ばかと天然の奇跡。