‐BRACE‐ 何も入る隙間などないほどに 息を吸っては吐き出す毎日 誰がために気遣って 君がために立ち向かって 自分の意思に反して 生きてく僕には もぅ飽き飽きしたの 言いたいことも言えないほどに 心殺しては過ぎ去ってく日々 誰がために強がって 君がために分かち合って 刻んだ針に反して 生きてく今には もぅうんざりしたの 走り出したこの思いたちを 誰にも邪魔されたくなくて 溢れ出したその言葉たちに 黙って心で耳傾けていて 溜め息混じりの浅い呼吸しては 本当の僕の影探す今日 何がために傷つけて 僕がためにかばい合って 優しさに溶け込んで 重ねた嘘には もぅ何の意味もないの 今さえよければそれでいぃと 自分を守るのに精一杯 明日があるならばそれでいぃと ただただ息止め声高らかに 僕は「生きてたいんだ」と叫んだ 負けたくなくて 突き刺したナイフの先に 見えたものは 走り出したこの思いたちを 誰にも渡したくはなくて 溢れ出したその言葉たちを 受け止めてぶつけて散らばった 僕にしかできないことあるなら この全部かけてもやり切って その最期の最期の瞬間まで 黙って心で僕を見守っていて （17/126） |