『さぁて…師匠になんて説明しようか…』





そうつぶやきながらパソコンを取り出しテレビ電話機能をクリックする





『保護回線じゃないけど…ま、いっか』





"師匠"とかかれた宛先をクリックする





『あ、繋がった…聞こえますかーししょー』





パソコンに向かって話してみると「聞こえてますよ」と聞こえる





「保護回線を使いなさいと言ってるでしょう」



『面倒です』





パソコンに映っているのはユーリスの師匠、会津星斗(アイヅセイト)で星斗はユーリスの戦闘についての使用で鎌を教えたのは星斗だ





「あなたはバカですか」



『ヒドッ!?』



「まあ、良いでしょう…」





星斗は黒くて長い髪をしており女性と間違われる事が多い

黒くて長い髪に映える赤い着物がパソコンから見える





『師匠、マーレのボスにリングの事を調べられたようです』



「当たり前でしょうね、彼はトゥリニセッテを欲しがっている…その星空のリングなしではトゥリニセッテはあまり上手く機能してくれません」



『一応、取られそうになったらリングの機能を殺してもいいですか?』





ユーリスが星空のリングを継承したのは星斗の母からなので星斗に許可がないとリングの機能を封じることができない(無断でも出来ない事はないが掟で許されない)





「…許可しましょう。ただし、私の意思で復元できるようにもしておいてください」



『え?』



「良いですね」



『…はい』





師匠はいつも何を考えてるのかわからない
あたしもポーカーフェイスは得意な方だけど師匠は仮面を被ってるみたいに表情や瞳が揺れない


旧友の風が亡くなった時も一切揺れなかったらしい





「どうしたのですか?」



『いや、何も…そういえば師匠って風さんと口調似てますよね』





言ったとたん、激しく後悔。


なんで今風さんの事を口に出す、あたし!





「ユーリス」



『ごめんなさい…口が滑りました』



「はあ…まあいいです。」



『そろそろ切りますね』



「ええ、では」



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