――日本





『ふぅ…無事着陸っと…』





スク先輩に言っておこうかな?などと考えていると…





『ん?君は…』



「え?」



『CEDEF(チェデフ)のバジル?』



「あの…、どちら様ですか?」



『ボンゴレ独立暗殺部隊ヴァリアーの雲の幹部ユーリス』



「ヴァリアーの…」





バジルはユーリスをジーっと見てから「宜しくお願いします!」とお辞儀をする

ユーリスもそれにつられ「こちらこそ」とお辞儀をする





『んで…ボンゴレ基地に行くんだよね?』



「はい!」



『そっか、じゃあ一緒に行く?って言いたいトコだけど…スク先輩に連絡しなきゃならないし…色々用事あるから』



「あ、わかりました」






バジルとはそこでいったん別れ、ユーリスは服から無線を取り出す





『…海外でも使えるかな…』





と、心配するが案の定無線は使えなかったため仕方なく国際公衆電話を探しヴァリアーに連絡する






PURURURURU…





「はーい」



『あ、フラン?』



「あ、先輩ー」



『スク先輩いる?』



「今は居ませんー」



『そっかー、じゃあまあいいや』



「ミーが用件聞いときましょうかー?」



『ん、てか元々ヴァリアーの幹部だったら誰でもいいし…』



「そうなんですか。んで、なんですか?」



『あたしは無事、日本に着いたよーってだけ』



「じゃあアホのロン毛隊長に言っときますー」



『ん、ありがと』





電話を切りボンゴレデーチモがいるアジトへと向かう
















「じゃあツナ兄達メローネ基地にお弁当だけ置いてきたんだ」



「うん、入江君もスパナも何か真剣にやっていてとても話しかけられる雰囲気じゃなかったからね」



「なーに、お前達もすぐに死ぬほど忙しくなるんだから心配すんな」



「なんで休み中にそういうこというかな…」



「お前達夕飯食ったらちょっと付き合えよ」



「え゛…ちょっとって何だよ…!そういえば席が空いてるけど誰の席?」



「クロームちゃんです…帰ってから一回もごはんを食べてないんです」



「えっでもごはん食べれるぐらいに回復したって…」



「お部屋の前にごはん…置いてきたんだけど…」




『なーに、心配しなくてもクロームはシャイはだけだよ』





急に聞いたことのない声が聞こえる





「!? お前は…」



『やあ、アルコバレーノリボーン。殺気がすごいや』



「あ、あなたは!」



『この基地、もう少しセキュリティちゃんとしなよ…』



「はひ!?誰ですか!?て言うかクロームちゃんの事知ってるんですか!?」



『クロームはあたしの親友だよ、ところでごはん残ってない?お腹すいた…』



「あ、少しなら…」



『ん、頂戴』



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