フランと別れて数日…ユーリスはスクアーロに言われ、日本に向かうがある者の手によってそれは失敗に終わる
『白蘭…』
「そのリングを早く渡してってば、そうしたらスイートルームに連れていってあげるよ?」
『お断り、トゥリニセッテを手中に収めるためにこの星空のリングが欲しいってなら余計にね』
「そのリングは君の意思に従う…君が良いって言わない限り君の指から取れないし指を千切って取っても機能してくれない…」
白蘭はユーリスの指を持ちリングを撫でる
『その通り…でもあたしはこのリングをアンタにくれてやる気は毛頭ないし…もし、他にこのリングを使える方法が見つかればあたしはこのリングの機能を完全に消去する』
「…一応聞くけどそうなったら元に戻す方法は?」
『あたしの星空の属性の炎を注入しない限り復活はしないね…』
「でも君、そうなったらこのリングと心中する気でしょ?」
白蘭はユーリスを見る
………いや、睨むと言った方が正しいが…
『正解』
「じゃあどうあっても僕が君を従えるしかないんだ」
『ちなみにマインドコントロールは効かないよ?』
「じゃあこれはどうかな?」
白蘭は不敵な笑みを浮かべる
「マーモンちゃんを殺したのは僕のファミリーだよ♪」
『…あっそ』
「あれ?効かない?」
『マーモンは人に殺されるくらいなら自分から死ぬタイプだからね、それは少し間違いだと思うけど?』
「なーんだ、そういう事か」
『で、次は?』
「え?」
『まだあるんでしょ?』
ユーリスは白蘭を思いっきり睨みつける
だが白蘭はへらへらと笑いながら「勘が良いね♪」と言って懐からマシュマロを取り出し頬張る
「なーんと、君を釈放してあげまーす」
『は!?』
「お、君の驚いた顔初めて見るや」
『どういう風の吹き回し?』
「ん?まあ、あれだよ少しゲームをしようと思ってね」
『ゲーム?』
「そう、トゥリニセッテを賭けたゲーム♪」
『意味わかんない』
「まあいいよ今は分からなくて…それより、じゃじゃーん」
白蘭はパソコンなどの電子機器をユーリスに見せる
『それ…ホログラム(立体映像)用のステージ?』
「そうだよ、今からボンゴレデーチモ、沢田綱吉君と君の所属するヴァリアーに通信しようと思って」
『ヴァリアーに?』
「そっ♪んじゃ、さっそく始めるからちょっと黙っててね」
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