『フランが…?』



「そうですーだから見ててくださいー」



『…』





『わかった』と言って後ろに下がるユーリス


そして相手がまたかかってくる………が。





「あ」



『な!?バカっ!』





バンッ




爆発音がし、相手は全滅しフランは尻もちをついていた





『なぁーにがミーがやりますだぁ!?』



「すみませんー開匣できませんでしたー」



『はぁ!?』






何がどうなってるかと言うと…まず、相手が爆弾を投げてきた。そしてフランが匣を開匣しようとして匣にリングを入れるが…



「ミー、ポーズを決めないと開匣出来ないんですー」



『ポーズ?』



「はい。魔法使いや勇者達がポーズを決めるようにミーもあれが必要なんですー」



『…は?』



「"両手を前に 左手上げて 右手も上げて ハァ〜 開匣!"ってしないとダメなんですー」






そう言って立ち上り背中に付着したほこりをぽんぽんとはらい

ユーリスの前に行く





『意味わかんない…てか、とにかく!あたしが居なかったらあんたやられてたじゃん』



「そうですねーて言うかー何したんですかー」



『は?』



「どうやってミーを爆弾の破片から防いだんですかー」



『…知らないの?』



「はい?」



『…知ってると思ってた』



「何がですか」



『フランに質問ですあたしのリングの属性はなんでしょう』



「雲って聞いてますー」





フランが頭にはてなを浮かべながらそう答える

がユーリスは眉根に皺を寄せながらため息をつく





『ベルめ…言ったって言ってたの嘘かよ』



「え?」



『あたしの炎は…』





星空、そう言おうと思ったが敵が待ってくれるワケもなく大勢の敵が押しかけてくる

だがユーリスはそんなの無視してフランにこう告げる





『"星空"だよ』



「え…?」





ユーリスがやっと敵の方を向くがタイミング的にはもう遅い

ふり向いた途端、やられるぐらいの距離





『バリエーラ・チェーロ・ステッラート(星空バリア)』





ユーリスがそう言うとブラックのバリアがフラン達を覆い敵はそのバリアにぶつかるとリングの炎がなくなる


リングの炎がなくなるという事=生命エネルギーが失うという事


相手はバタバタと倒れていき最終的には敵は全滅していた



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