「困りましたねー」



『どうしよ…困ったな、マジで』



「どうしますー?」





今の時刻…午後1時

現在地…敵ファミリーアラビアータ基地の真ん前






何が困ったかと言うとやっと敵アジトに乗り込むぞ!って思った瞬間フランがある事に気が付く


それは、ヴァリアーの支援金をスられたと言う事





『すみませんって言って謝るしか無いよね…』



「ですよねー」



『てか支援金って何?』



「9代目からもらったものですーたまたまミーが持ってたんですー」



『はぁ…落としたトカじゃないの?』



「絶対違いますーさっき街に出たときポケットに違和感があったのでー」



『それ…早く言え』





ふぅ…とため息をつき

『マジでどうしよっかなー』と呟くと背中に殺気を感じる





『!? フラン!』



「はい?……ッ!」





フランは急に呼ばれて振り返ると無数の矢が飛んでくる

その一つはユーリスの右肩に突き刺さっておりあとのいくつかはフランに向かって飛んでくる





『痛ッ…』



「あ…」





間一髪でユーリスがフランの前にとびこみフランは無傷で済むがユーリスは右肩だけではなく、左肩・腹・足・腕に矢を受ける





『フラン、大丈夫?』



「ミーは全然平気ですが…先輩…」



『ん、平気』



「全然平気じゃないですよ!」





めったに声を上げないフランが大声を張り上げる

そしてユーリスの前に立ち相手に幻術をかける





『すごい威力…』



「すみません…」



『平気平気!さて…』





ユーリスは強引に矢を抜くと懐から鎖鎌を取り出す



ユーリスの鎖鎌は鎌の部分が10センチほどあり、最端部までが180せんちくらいあり彼女の身長だと鎖が下についてしまうほどの長さ

そして最端部には鉄の鉛がついている





『さて…おっぱじめるよ』



「ダメです」



『…え』



「先輩は見てて下さい」



『なんで』



「怪我してるからです」



『これくらい…』



「ダメです。ここはミーがやりますから」



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