屯所から帰るや否や、神楽が飛び付いてきた。その表情は後ろにいる新八同様に心配そうだった。あたしは大丈夫、そう伝えようとしたが、銀時に腕を引かれて阻まれた。


『ちょっと何よ。』

「愛ちゃーん、説明してくれるよね?」

『は?』

「どうして真撰組に居たの?あいつらと知り合い?」

『知り合いって言うか…ちょっと手助けしたくらいよ。昨日帰って来れなかったのはトラブったから。』

「それで何で屯所になんか泊まっちゃったの!?銀さんは過程が聞きたいんだってば!」

『だから…真撰組に追われてる人がいて、その人目掛けてバズーカが撃たれたから庇ったの。ホントは避ける筈だったのに鼻緒が切れたせいで当たっちゃったのよ。それで責任感じた総悟達が屯所に運んでくれた、っていう流れ。』

「…その追われてたヤツに心当たり有りまくりなんだけど。」

『ん?』

「こっちの話。でもさぁ、銀さんは暗くなってからの外出は駄目って言った筈なんですけどー。」

『駄目と言われたことをしたくなるのは人間の性よ。』

「開き直らないの!」

「もういいじゃないですか、銀さん。愛さんも無事だったんだし…」

「そうアル。銀ちゃんちょっとしつこいネ。」

「良くない!愛は狙われてんだぞ!?」

『最近は追っ手も落ち着いたじゃない。来ても返り討ちにすればいいし。』

「お前なぁ…もっと危機感持って!」

『はいはい。』

「はいは1回!お前は暫く外出禁止!」

『はあ!?』

「ハイ決定!」

『ちょっと!』


自宅軟禁



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「それはやりすぎアル。」

「何もそこまで…」

「お子様達は黙ってなさい!これは銀さんと愛の問題なの!」

『(何で銀時とあたしだけなのよ…)』




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